ボリビアがイスラエルと断交、コロンビアとチリも大使を召還
11月 01, 2023 17:31 Asia/Tokyo
南米でも反イスラエルの動きが生じ、ボリビアがシオニスト政権イスラエルと断交したほか、コロンビアとチリも大使を召還しました。
ロイター通信によりますと、南米ボリビア政府は31日火曜、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を理由にイスラエルと断交したと発表しました。
2009年にイスラエルと断交し、20年に外交関係を復活させていたボリビアは今回の軍事衝突を受けてイスラエルとの断交を発表した最初の国の一つとなっています。
ボリビア政府高官は会見で「ガザで行われている攻撃的で不釣り合いなイスラエルの武力攻勢を拒絶・非難するため、イスラエルとの外交関係を断絶することを決めた」と表明しました。
加えて、コロンビアとチリも協議のため駐イスラエル大使を呼び戻しました。
ボリビア、コロンビア、チリの3カ国は、ガザに対するイスラエルの攻撃でパレスチナの民間人が死亡していると非難しています。
3カ国は停戦を要求しており、ボリビアとチリはガザへの人道支援物資の搬入を求め、イスラエルが国際法に違反していると非難しました。
またコロンビアのペトロ大統領は、今回の攻撃は「パレスチナ人民の虐殺」だとX(旧ツイッター)に投稿しました。
加えて、メキシコやブラジルなど他の中南米諸国も停戦を呼びかけています。