ガザでジャーナリスト211人が殺害
(last modified Sat, 03 May 2025 07:05:32 GMT )
May 03, 2025 16:05 Asia/Tokyo
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    ガザでジャーナリスト211人が殺害

被占領地パレスチナのOHCHR国連人権高等弁務官事務所が2日金曜、パレスチナでにおけるジャーナリスト殺害が増加傾向にあることについて警告し、シオニスト政権イスラエルによる対ガザ戦争開始以来、同地区で211人のジャーナリストが殺害されたことを明らかにしました。

同事務所は、5月3日の「世界報道自由デー」に因んで声明を発表し、「2023年10月7日以降のイスラエル政権によるガザ攻撃で、女性28人を含む少なくとも211人のジャーナリストが殺害された」と発表しました。

【Parstoday西アジア】、パレスチナ駐在のOHCHR事務所はこの声明の中で、「イスラエル軍がジャーナリストを意図的に標的にしているという深刻な兆候があり、これは立証されれば戦争犯罪となる可能性のある行為である」と強調しています。

拘束されたジャーナリストの一部は、尋問中に受けた拷問や性的嫌がらせ、侮辱行為などについて供述しています。

国連は、イスラエル政権が外国人ジャーナリストのガザ地区立ち入りを継続的に阻止していることを批判するとともに、同地区に残っている唯一のパレスチナ人ジャーナリスト自身が戦争の犠牲者であることを強調しました。また、パレスチナ・ヨルダン川西岸および、聖地ベイトルモガッダス・エルサレム東部におけるメディアへの圧力と弾圧についても警告しています。

国連はこれらの行為を非難する一方で、ジャーナリストの殺害、逮捕、脅迫を直ちに停止するよう求め、「これらの行為の責任者は国際機関や第3国の政府によって責任を問われるべきである」と強調しました。

最新の統計によりますば、イスラエル政権によるガザ攻撃でこれまでに5万2400人以上のパレスチナ人が殉教しており、その大半は女性と子どもが占めています。

昨年11月、ICC国際刑事裁判所は、ガザでの戦争犯罪の容疑でイスラエルの首相および、当時の同政権の戦争大臣に対する逮捕状を発行しました。

 

 


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