アメリカ大統領選が、世界最大の政治リスクに
(last modified Wed, 10 Jan 2024 09:08:05 GMT )
1月 10, 2024 18:08 Asia/Tokyo
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    アメリカ大統領選が、世界最大の政治リスクに

アメリカに本部を置く政治リスク専門コンサルティング会社のユーラシア・グループが、同国で今年予定されている大統領選挙が世界にとって最大の政治リスクになるとしました。

フランス通信によりますと、ユーラシア・グループは、「誰が当選しようとアメリカ大統領選挙が世界にとって今年最大の政治リスクになる」との見方を示しました。

また、「米国は現在、民主主義と団結の面で、世界の先進諸国の中では最悪の状況にある。今年の大統領選挙は、誰が最終的に当選するかに関係なく、この状況をさらに悪化させるだろう」としました。

続けて、「もし(米大統領選挙で)ドナルド・トランプ氏が共和党の最終候補となり、現大統領のジョー・バイデン氏に再度敗北した場合、彼は不正行為があったと主張して、再び選挙関係者に再選挙実施を求める大規模な抗議活動を始める可能性がある」と指摘しました。

 

トランプ氏

 

また、別の予測として、トランプ氏が様々な告発により収監されてバイデン氏が再選するケースを挙げながら、「米国はその場合、これまでにない政治的危機に直面するだろう」としました。

そして、「トランプ氏が当選した場合、同氏は自分の地位を、反対派の告発や弾圧のために利用するだろう」と説明しました。

この報告はこのほか、パレスチナ・ガザ地区におけるシオニスト政権イスラエル軍の行動を、アメリカ大統領選挙に次ぐ2番目の世界的リスクとして挙げました。

また、3番目にウクライナ戦争を挙げ、ウクライナ政府が引き続きロシアとの戦争に向けて奔走を続けるだろうと予測しました。

報告はその上で、「ロシアとの争いの只中にある米国にとって、トランプ氏の当選およびそれに続くであろう対ウクライナ支援停止は、さらに大きな打撃となるだろう」と指摘しました。

 

 


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