パレスチナ人支持する米学生のハンストが継続
アメリカ・ブラウン大学の学生らによる、圧政下に置かれたパレスチナ・ガザ地区の人々の擁護を目的としたハンガーストライキが、8日目に突入しました。
ブラウン大学の学生19人は今月2日より、パレスチナ国民への支持を示す目的でハンストを開始しました。
このハンストの目的は、ガザ戦争の中でシオニスト政権イスラエルが行うパレスチナ領土占領から漁夫の利を得ているとされる企業との協力や事業の停止を大学に迫ることにあるとされています。
このハンストに参加している学生らはすでに1週間以上にわたり、飲料水を除いた飲食物を一切口にしていません。
このハンストは、2023年10月7日にガザ戦争が始まって以降に米国で行われた最長のストライキとなっています。
ブラウン大学生らによるこのハンストは、南アフリカのアパルトヘイト活動の停止を要求した1986年の11日間のハンストに触発されたとも言われています。
ブラウン大学ではこれに先立ち、学内でパレスチナ支持者による抗議活動が行われた際、約61人の学生が拘束、逮捕されています。
ハンストを行っている学生らは、「我々の行動は、ガザ地区で圧政下にあるパレスチナ人の権利を擁護する取り組みの一環である」と主張しています。
彼らはこの8日間、大学キャンパス内でガザでのイスラエル政権の犯罪について学生に広く知らせる企画も実施し、パレスチナでの人権侵害により利益を得ている企業との協力を拒否するよう、大学側に要求しました。
パレスチナ保健省の発表によりますと、2023年10月7日以降に殉教したパレスチナ人は2万8000人以上に増加したほか、6万7000人以上も負傷しています。
ブラウン大学は、アメリカで最も権威のある最古の大学の一つであり、ガザ戦争が勃発してからは、在学生らによりパレスチナ人支援を目的とした多数の活動が行われてきました。