3月 11, 2024 20:36 Asia/Tokyo
  • ユダヤ系映画監督「ユダヤ人としてのアイデンティティを占領行為に乗っ取られた」 米アカデミー賞受賞式で
    ユダヤ系映画監督「ユダヤ人としてのアイデンティティを占領行為に乗っ取られた」 米アカデミー賞受賞式で

10日日曜に行われた米アカデミー賞の授賞式で、国際長編映画賞を受賞したユダヤ系イギリス人のジョナサン・グレイザー監督が、ユダヤ人としてのアイデンティティをシオニスト政権イスラエルの占領行為に乗っ取られたとしました。

グレイザー監督はこの授賞式で、「我々は、あまりに多くの罪なき人を巻き込む紛争に至った(イスラエルの)占領行為により、ユダヤ人としてのアイデンティティやホロコースト(の概念)を乗っ取られてしまった。そのことに異議を唱える者として、今ここに立っている」と述べました。

今回のアカデミー賞授賞式ではさらに、脚本賞を受賞した映画『落下の解剖学』の出演俳優たちが、パレスチナ国旗を象ったマークを胸に付けて登壇しました。

また、ハリウッドスターであるビリー・アイリッシュ、エイヴァ・デュヴァーネイ、マーク・ラファロ、ラミー・ユセフの各氏も、「ガザ停戦」を象徴するマークを胸に付け、授賞式のレッドカーペットを歩きました。

 

 

 

ラミー・ユセフ氏はインタビューでも、ガザでの子どもたちの大量虐殺を止める必要性を強調し、「ただただ、罪のない人々の安全を本当に確保するために即時停戦を求める。我々は本当に、子どもたちの殺害を止めさせ、全員を安全にしたいと思っている」と述べました。

この他、米アカデミー賞が開かれた同国ロサンゼルスのドルビー・シアター前では、パレスチナ支持者らが抗議活動を行い、ガザでの停戦を求めるスローガンを唱えていました。

 

 

 


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