BBC職員が同局の偏った報道に抗議「なぜイスラエルの名を報じないのか」
11月 03, 2024 19:12 Asia/Tokyo
英BBCの職員ら100人以上が、ガザ戦争に関する報道で同局がシオニスト政権イスラエル側の肩を持っているとして非難しました。
【ParsToday国際】イルナー通信によると、BBCの職員ら100人以上が公開書簡において、ガザでの出来事とパレスチナ人虐殺をめぐる「公正かつ正確な報道を怠った」として、BBCのティム・デイヴィー会長を非難しました。
職員らはまた、BBCがガザ戦争関連の報道の中で、パレスチナとイスラエルの間の紛争の歴史が2023年10月7日以前であることにも言及すべきことなども要求しました。
この書簡には英国の歴史家ウィリアム・ダルリンプル氏、英ガーディアン紙のコラムニスト、オーウェン・ジョーンズ氏、英国イスラム評議会メディア監視センター所長のリズワン・ハミード氏も署名しており、BBCに対し、「イスラエルの犯罪関連記事の中でイスラエルという名を明記するとともに、すべてのインタビューでイスラエル政権の閣僚と軍の幹部らに率直に質問をぶつけるべきだ」と要求しています。
そして、「イスラエルの主張に異議を唱えないテレビやラジオの報道、インタビュー、記事はすべて、組織的にパレスチナ人の人権を疑問視しているに等しい」としています。
この書簡が公開されたことは、BBCの幹部とスタッフの間に深い溝があることを裏付けるものです。
ロンドンのBBC社屋前は、過去1年間にパレスチナ支持者らが何度も集会を開催し、イスラエル政権への支援に抗議してきた場所の1つにもなっています。