映画の性的シーンを嫌う米国の若者
11月 06, 2024 16:57 Asia/Tokyo
最近の調査結果では、米国の若者は映画やドラマで愛情表現としての性的シーンを視聴することを望まない傾向が強まっていることが分かりました。
【ParsToday国際】米カリフォルニア大学の小説家・研究者センターが実施した調査結果によると、米国の10代の若者の62.4%がストーリーの表現手段として性的な内容は必要ないと考えていることが判明しました。この調査は10歳から24歳までの約1500人を対象に行われました。
調査ではまた、回答者全体の47.5%が「性的場面がストーリーの中心を占める映画やドラマは求めていない」と答えています。
調査を行ったカリフォルニア大学のアリーシャ・ヘインズ研究主任は、「今回の研究結果は、昨年のデータで見られた傾向を裏付けるものだ。若者たちは、スクリーン上でロマンチックかつ現実離れしたステレオタイプを鑑賞することに飽きている」「十代の若者や青少年は、複雑で現実的なあらゆる人間関係を描いたストーリーを見たがっている」と分析しました。
今回の調査では、10代の若者の36.2%がファンタジー的な内容に興味を持っていることも明らかになりました。また、7.2%は大富豪や有名人・セレブについてのストーリーに、そして13.9% は現実の問題、24.2%は個人的な問題に関連した内容、3.3%は他のトピックに関心があると回答しました。
こうした一方で、映画やドラマの制作現場では依然として作品に性的シーンが盛り込まれることが主流となっており、若い視聴者の趣向とのギャップが浮き彫りになっています。
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