生活費に追いつかぬ米の賃金上昇 /イランの対サウジ輸出が99倍増加:国際ニュース
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生活費に追いつかぬ米の賃金上昇 /イランの対サウジ輸出が99倍増加:国際ニュース
イラン商鉱工業省報道官によると、イラン暦今年(2024年3月21日~)最初の9カ月間でサウジアラビアに対するイランの輸出は2330万ドルに達し、昨年同時期の99倍に達しました。
【ParsToday国際】イランのオマーン向け輸出が15%増加、イランの対ベネズエラ貿易収支が黒字に、生活費に追いつかぬ米の賃金上昇、 日本の名目賃金が28年ぶりの伸び率 、トランプ氏の関税賦課後に米住宅価格が上昇など国際ニュースをお伝えします。
イランのオマーン向け輸出が15%増加
イラン貿易振興機構・西アジア局のアブドゥル・アミール・ラビーハーヴィ局長は「 イラン暦今年(2024年3月21日~) 最初の9カ月間で、我が国から約11億4600万ドル相当の製品がオマーンに輸出され、昨年同時期と比べて15%増加した」と語りました。
生活費に追いつかぬ米の賃金上昇
米国は長い間、公正な最低賃金の設定という課題に直面してきました。同国での連邦最低賃金は2009年以来、時給7.25ドルで足踏み状態となっており、インフレや生活費の上昇に追いついていないのが現状です。
イランのサウジアラビア向け輸出が99倍に増加
イラン商鉱工業省のラティーフィ報道官は、同国のサウジアラビア向け輸出が イラン暦今年(2024年3月21日~) 最初の9カ月間で2330万ドルに達し、昨年同時期の99倍に達したと明らかにしました。それによると、イランからサウジへの輸出量は5万8971トン、総額2331万9448ドルに達しました。これは、昨年同時期と比較すると、重量で178倍、金額で99倍に増加したことになります。
日本の名目賃金、28年ぶりの伸び率
厚生労働省が5日発表した毎月勤労統計調査(速報)によると、名目賃金に相当する1人当たりの現金給与総額は前年同月比で4.8%増の1997年1月以来の伸び率となり、市場予想の3.7%増を上回りました。物価上昇を差し引いた実質賃金も0.6%増と2カ月連続で前年を上回りました。賃金上昇の大半は賞与などの特別給与が占めましたが、基本給にあたる所定内給与も2.7%増と32年1カ月ぶりの高い伸びを記録しました。
イランの対ベネズエラ貿易収支が黒字に
イラン貿易振興機構のアフマド・フィールーズィ欧米局長は、同国とベネズエラの間の自由貿易協定の復活と実施に向けた交渉に言及し、イランの対ベネズエラ貿易収支が近年黒字を保っていることを明らかにしました。フィルーズィ局長はまた、南米諸国におけるイランの非石油製品輸出先の一つはベネズエラだとし、過去10年間で同国との貿易取引量が満足いくものであったとしています。
トランプ氏の関税賦課後に米住宅価格が上昇
トランプ米大統領による一連の関税賦課により米国では住宅建設コストが上昇しており、すでに住宅市場の逼迫に直面している米国民にとって住宅確保がさらに困難になっています。専門家によれば、少なくとも今年3月まで延期されている対カナダ・メキシコ製品への25%の関税賦課および、現在発動されている中国製品に対する10%の関税を合わせると、一般的な住宅の建設コストが最大2万9000ドル高くなる可能性があるということです。