アムネスティ、イスラエルへの制裁行使を支持
May 22, 2025 18:15 Asia/Tokyo
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アムネスティ、イスラエルへの制裁行使を支持
国際人権団体の「アムネスティ・インターナショナル」は、英仏加やEUがイスラエルへの制裁示唆や協定見直しなどの動きを見せていることを歓迎し、イスラエルとのあらゆる経済・軍事関係を停止するよう求めました。
【ParsToday国際】アムネスティ欧州支部長のイヴ・ゲディ氏は「この19カ月間のパレスチナ人の苦しみは筆舌に尽くしがたいものだ。にもかかわらず、イスラエルは免責され続け、ガザでのジェノサイドを続けている」と述べました。
その上で、「EUが傍観し、あるいは一部の加盟国がイスラエルを支持さえしていることで、ガザでのジェノサイドを公然と口にするイスラエル当局者も出てきた」と批判しました。
ゲディ氏は「時間の浪費は人命が失われるだけだ」とし、EUやその加盟国に対して、速やかにイスラエルとの貿易・投資関係を凍結するよう求めました。
イスラエルが今月18日にガザへの大規模な地上侵攻を開始して以来、これまでイスラエルに弱腰だった欧州各国から批判の声が出始めています。
英仏加の首脳は19日、イスラエルに対して軍事作戦の停止と人道支援の搬入再開を迫り、従わなければ「具体的な行動に出る」として制裁行使をちらつかせました。中でもイギリスは、イスラエルとの自由貿易協定(FTA)の交渉を中断することを発表しました。
また、フランスやオランダもEUのイスラエルとの連合協定の検証を要求し、カラス外交安全保障上級代表は20日、検証の実施を表明しました。
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