マルタ:「パレスチナを国家承認する意向」
(last modified Mon, 26 May 2025 06:14:23 GMT )
May 26, 2025 15:14 Asia/Tokyo
  • マルタ共和国のロベルト・アベーラ首相
    マルタ共和国のロベルト・アベーラ首相

地中海に浮かぶ島国・マルタ共和国の首相がスペインを含む数カ国に続き、来月にもパレスチナを国家として承認すると表明しました。

マルタのロベルト・アベーラ首相は、「この度のパレスチナ国家承認により、この問題に関する45年にわたる国内論争に終止符を打つことになる」と語っています。

【ParsToday国際】アベーラ首相は、これまでに5万人以上の殉教者を出したシオニスト政権イスラエルによるガザ戦争に言及し、「日々悪化するこの人道的大惨事に目をつむることはできない」ました。

この決定は25日日曜の政治的な成り行きの中で発表されたもので、アベーラ首相は国際問題について述べた他、ガザの人道危機にも重点を置いています。

また、最近ヨルダンの難民キャンプを訪問した際の体験についても語りました。ちなみに、アベーラ首相はこのキャンプにて、治療のためにマルタに連れてこられていたパレスチナの子供たちと面会しています。

パレスチナの国家承認は6月20日の会議後に行われることになっています。アベーラ首相は「地域の状況悪化を踏まえると、この措置は道義的な責務である」とコメントしました。

パレスチナ問題を支持する欧州諸国のうちスペイン、ノルウェー、アイルが既に昨年パレスチナを国家として承認しており、加えてフランスと英国もパレスチナの国家承認を追及していると発表しています。

 

 


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