イスラエル紙ハアレツ:「イスラエルの次の標的はトルコの可能性、その結果は壊滅的」
https://parstoday.ir/ja/news/world-i129428-イスラエル紙ハアレツ_イスラエルの次の標的はトルコの可能性_その結果は壊滅的
シオニスト政権イスラエルの公用語・ヘブライ語の新聞ハアレツが最近、「カタールに続いてトルコがイスラエルの次の侵略攻撃の標的になる可能性がある」との推測を示し、「そのような出来事は壊滅的な結果を引き起こす」と報じました。
(last modified 2025-09-17T11:10:17+00:00 )
9月 17, 2025 19:45 Asia/Tokyo
  • イスラエル紙ハアレツ:「イスラエルの次の標的はトルコの可能性、その結果は壊滅的」
    イスラエル紙ハアレツ:「イスラエルの次の標的はトルコの可能性、その結果は壊滅的」

シオニスト政権イスラエルの公用語・ヘブライ語の新聞ハアレツが最近、「カタールに続いてトルコがイスラエルの次の侵略攻撃の標的になる可能性がある」との推測を示し、「そのような出来事は壊滅的な結果を引き起こす」と報じました。

【ParsToday西アジア】ハアレツ紙は分析の中で「もしシオニスト政権が次の侵略先としてトルコを選び、同国とイスラエルの間の緊張が高まる中で全面戦争が勃発した場合、その結果は西アジアでの戦争に新たな戦争が加わるだけでなく、世界の勢力バランスを変える戦略的な激震となりうる」としています。

このシオニスト系紙はまた、イスラエル諜報機関の1つ・シンベトが数日前に「トルコに拠点を置くパレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの中核メンバーの1人による、ベングヴィル・イスラエル治安相の暗殺計画を阻止した」と主張したこと、またトルコ政府がこの計画への関与を否定したことに触れ、「しかし、この暴露は物議を醸す疑問を提起した。トルコはハマスによるイスラエル閣僚暗殺を支援した可能性があるのか​​?もしこの計画が成功していたら、イスラエルはそれを戦争行為と解釈したかもしれない」と報じました。

さらに「トルコとシオニスト政権間の対立の火種は近年ますます増加傾向にあり、戦争行為とみなされる行動のレベルに達している」としています。

そして「イスラエルとトルコは相互に敵対し合っている」とし、「それは、ネタニヤフ・イスラエル首相が強い反応を示し、第一次世界大戦中にオスマン帝国が犯したアルメニア人虐殺を初めて公に認めたからである。こうした議論の激化は、単なる見せかけを超えている」との分析を示しました。

このシオニスト紙のアナリストは「シオニスト政権に対するトルコの敵意は、主に『エルドアン・トルコ大統領の個人的な思惑』を原動力とするトルコ政府の問答無用の政策と化している」と評しています。

ハアレツ紙はまた「カタール首都ドーハのハマス幹部に対するイスラエルの奇襲攻撃はトルコにとって警鐘となり、イスラエルがドーハでハマスを排除しようと試みるなら、トルコ国内のハマス工作員を標的にすることは可能ではないか、との問いを投げかけている」と報じています。また、イスラエル・トルコ間の戦争リスクは、暗殺や舌戦ではなく、シリア支配をめぐる争いにあると分析しています。

続けて「シリアにおけるイスラエル・トルコの最近の至近衝突の問題が議題に上がった。去る7月にシリアのドルーズ派(シーア派の一派)部族とスンニー派ベドウィン族の間で戦闘が激化したことを受け、トルコはドルーズ派コミュニティを守るために介入したイスラエル対抗勢力に対し、さらなる軍事支援提供の意向を表明した。2週間前にも、イスラエルはシリアにおけるトルコの監視装置を攻撃し、破壊した」と報じました。

ハアレツ紙は最後に、トルコ・イスラエル間戦争の結果について推測し、「もしこの両者の間で戦争が勃発すれば、シリアでの即時破壊にとどまらず、敵対行為は地中海に波及し、トルコ海軍がイスラエルの沖合エネルギーインフラを攻撃し、サイバー攻撃、テロ、代理戦争を含む全面戦争につながる可能性がある」との予測を示しています。
 

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram Twitter