ニュース|イラン:「ガザでの大量虐殺阻止は世界の優先課題」/ハマス:「武器引き渡しへの同意は虚偽」
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イラン外務省庁舎
イラン外務省が声明で「イラン・イスラム共和国はジェノサイド終結、占領軍の撤退、ガザ再建に向けたパレスチナ人及び抵抗軍によるあらゆる決定を支持する」と強調しました。
イラン外務省は5日日曜日の声明で、「1948年の国連ジェノサイド防止及び処罰に関する条約」に基づき、ガザで進行中の大量殺戮に立ち向かう国際社会の法的・道義的責任、そしてパレスチナ人の自決権の実現とシオニスト政権イスラエルによる占領、アパルトヘイト、植民地主義の束縛からの解放を求める正当かつ合法的な闘争への支援という各国の法的・道義的責任を改めて強調しました。また、ガザにおける民族浄化、戦争犯罪、人道に対する罪の阻止、そしてパレスチナ人の自決権実現の基盤整備につながるあらゆる取り組みを常に支持する旨を強調しています。
IRGCイラン革命防衛隊:「ペルシャ湾諸島におけるいかなる敵の行動にも断固として対応」
IRGCイランイスラム革命防衛隊のモハンマド・パークプール司令官は「IRGC海軍は敵のいかなる行動にも対処できる装備と準備を備えている」と語りました。
【ParsTodayイラン】パークプール司令官は5日日曜にペルシャ湾のIRGC海軍作戦部隊を視察した際、「先だって仕掛けられた戦争において武装軍が12日以内でシオニスト政権と米国を屈服させたように、海域と島嶼部で敵がいかなる行動をとったとしても、IRGC海軍は万全の態勢で対応する」と述べています。
ハマス:「武器の段階的引き渡しへの同意は虚偽」
パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスは声明を発表し、段階的な武器引き渡しに同意したという報道を否定しました。ハマスは声明の中で、「国際監視下での段階的な武器引き渡しに関する、サウジアラビアのニュース専門チャンネル・アルハダスの取材において、ハマス内部の情報筋の話として報じられたこの主張は根本的に虚偽であり、真実ではない」と発表しています。
米カリフォルニア州知事:「トランプ大統領を提訴する」
米カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は、同州兵のオレゴン州への派遣に反応し、ドナルド・トランプ米大統領を提訴すると発表しました。ニューサム知事は「X」において「トランプ大統領の行動は不快かつ倫理に外れ、非アメリカ的であり、阻止されるべきだ」と述べ、「これらの部隊派遣は犯罪との戦いとは全く関係がなく、権力の問題だ。それは、トランプ大統領が自らの利己主義を強化するために、軍隊を政治的な駒として利用していることによる」としています。
シリア・ジャウラニ現政権の刑務所に数千人が正当な理由なく拘留
シリアのジャウラニ暫定政権当局は、被拘留者の事件を無視し続け、この件についてほぼ完全に沈黙を決め込んでいます。しかし、暫定政府の刑務所(西部ハマーおよびホムス、南部アドラ、北西部ハレムおよびアフリン、アル・ライ)では、9ヶ月以上にわたり8000人の被拘留者の問題が継続的な問題となっています。イギリスに拠点を置く非政府系組織シリア人権監視団は「この事件は刑務所における透明性、正義、そして人権保護について重要な問題を提起している。これらの人々は、具体的な犯罪歴もなく、正式な起訴や逮捕状なしに逮捕されている」と表明しました。
シリア国民組織:「議会選挙は違法」
シリアのジャウラニ現政権(シャラア暫定大統領による政権)に対する最大かつ最初の反体制組織であるシリア国民組織は、「5日日曜に行われた選挙は見せかけて、自由な選挙環境の最も基本的な要素が欠如した状態で行われたため、違法かつ違憲である」と発表しました。また「今回の議会選挙は、国内外のシリア国民の統一された国民的意思を表明するものではなく、実際にはシリア国内の各州を国から分離させることで国家の分裂を謀るための前兆となる」と強調しています。
ジョージア首相、EUによる内政干渉について警告
ジョージアのイラクリ・コバヒゼ首相が、同国内の抗議活動を幇助しているとして、最近の騒乱の責任は同国首都トビリシ駐在のEU大使にあるとしました。コバヒゼ首相はまた、抗議活動参加者がジョージア大統領官邸への侵入及び政府転覆を企てているとし、今回の騒乱に関してトビリシ駐在のパベル・ヘルチンスキーEU対しに「特別な責任」がある、と付け加えました。
ロシアとベネズエラ、カリブ海における米国の行動に懸念を表明
ロシアと南米ベネズエラの外相は電話会談で、カリブ海における米国の最近の行動に懸念を表明しました。この電話会談の中で、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は今月3日にベネズエラ沖の国際水域で発生した米軍による船舶攻撃を非難し、「この行動は地域全体に広範な影響を及ぼす可能性が」あると警告しています。
コロンビア大統領:「ガザでの戦争の用意あり」
南米コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領は声明を発表し、パレスチナの人々への軍事支援のため、自国軍をガザに派遣する用意があると表明しました。また「イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は子供殺しであり、全く尊敬していない。またドナルド・トランプ米大統領に対しても、もし彼がガザに軍隊を派遣するなら、私もコロンビア軍を派遣し、戦うと告げる」と表明しています。