ニュース|イラン海軍司令官:「カスピ海は外国軍の演習場所でない」/バチカン:「イスラエルはジェノサイドを犯した」
-
イラン海軍のシャフラーム・イーラーニー司令官
イラン・イスラム共和国海軍のシャフラーム・イーラーニー司令官が「カスピ海は外国勢力に演習場所を与える環境ではない」とし、「カスピ海周辺には十分な勢力が集結している」と語りました。
カスピ海沿岸司令官サミットに出席するため6日月曜ロシアを訪問したイーラーニー司令官は、「カスピ海沿岸5カ国は非常に良好な関係を築いており、我々は今年も再度新たな条件を共に検討し、現場で実施するためにここに来た」と述べています。
【ParsTodayイラン国際】イーラーニー司令官はまた、すべてのカスピ海沿岸国の目標が海上安全保障の確立であることを強調し、「これはカスピ海沿岸諸国の参加を得て、この地域の経済が活性化するような形で実現されるだろう」と付け加えました。
さらに「カスピ海は外国に演習場所を与える環境ではない」とし、「カスピ海周辺には十分な勢力が集まっており、今回の会議で提起された問題も順調に進むだろう。今回の会議のメッセージは、カスピ海沿岸諸国が自ら決定を下すべきだという内容である」と語っています。
フランス新首相が辞任
フランスのセバスチャン・ルコルニュ首相が6日月曜、就任から1か月も経たずして辞任しました。フランス大統領府は、エマニュエル・マクロン大統領が辞任を受理したと発表しています。ルコルニュ氏は、政敵から政権転覆を示唆されていた中、組閣からわずか数時間後に辞任した形となりました。
米上院、政府閉鎖解除法案を5度目も可決できず
政治に特化したアメリカのニュースメディア・ポリティコによりますと、米上院は6日月曜、政府閉鎖解除のための超党派法案の可決を試みたものの、5回連続で否決されるという結果に終わりました。閉鎖が2週目に突入する中、議員間の合意形成の兆しは見えず、給与カットの危機に瀕している連邦政府職員や軍人への圧力が強まっています。
モロッコで抗議活動が継続
北アフリカ・モロッコ各地の都市では10夜連続で抗議活動が続いており、デモ参加者は教育と保健分野の改革、政府における組織的腐敗との闘い、そして政府の総辞職を求めています。
英国鉄鋼業界が危機に直面
EU欧州連合は、英国からの鉄鋼輸入に50%の関税を課すことを計画しています。専門家らは「この決定は、製品の大部分を欧州市場に輸出している英国鉄鋼業界に深刻な打撃を与える可能性がある」と警告しています。
伊航空会社ITA、イスラエル占領地域への運航停止を年末まで延長
イタリアの航空会社ITAエアウェイズは、シオニスト政権イスラエル占領地域への運航停止を2025年末まで延長すると発表しました。ちなみに、イスラエル占領地域発着のITA便は来月2日に再開が予定されていました。
バチカン:「イスラエルはジェノサイドを犯した」
バチカン・ローマ教皇庁がカトリック教会の総本山として、ガザ戦争に対し最も強い反対の姿勢を示すとともに、シオニスト政権によるガザ攻撃を「非人道的で弁解の余地がない」と非難し、イスラエルがガザでジェノサイドという犯罪を引き起こしたと強調しました。
パキスタン国会議長:「対イラン関係強化は最優先事項」
パキスタンのサルダール・アヤズ・サディク国会議長は6日月曜、同国首都イスラマバード駐在のレザー・アミーリーモガッダム・イラン大使と会談し、地域の平和と安定にとってイランとパキスタンの立場が重要であることを強調しました。また、「特に経済と議会の分野において、イランとの関係強化はパキスタンにとって重要な優先事項だ」と述べています。
国連:「世界で6億7600万人の女性と女児が命に関わる紛争下で生活」
国連女性機関・UN Womenのシマ・バホス事務局長は6日月曜、世界の女性の現状に関する報告書の中で「6億7600万人の女性と女児が命に関わる紛争下で生活しており、これは1990年代以降で最多の数字だ」と表明しました。さらに、「今日、我々は軍事費の増加および、ジェンダー平等と多国間主義に迫ってくる新たな圧力を目の当たりにしており、これらは世界の平和と安全の基盤を脅かしている」としています。