ニュース|駐レバノン・イラン大使:「ハマスの武装解除は不可能」/グロッシIAEA事務局長、対イラン外交交渉継続を要請
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レバノン駐在のモジタバー・アマーニー・イラン大使が、ガザとレバノンが複雑な状況にあることを指摘し、「パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの武装解除は実現不可能な仮説であり、シオニスト政権イスラエルには大規模戦争を始める能力はないと強調しました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
10月 20, 2025 17:12 Asia/Tokyo
  • IRIBの特別インタビューに答えるモジタバー・アマーニー駐レバノン・イラン大使
    IRIBの特別インタビューに答えるモジタバー・アマーニー駐レバノン・イラン大使

レバノン駐在のモジタバー・アマーニー・イラン大使が、ガザとレバノンが複雑な状況にあることを指摘し、「パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの武装解除は実現不可能な仮説であり、シオニスト政権イスラエルには大規模戦争を始める能力はないと強調しました。

アマーニー大使は19日日曜夜、IRIBイラン・イスラム共和国放送の特別ニュースインタビューで、ガザ地区とレバノンに対するイスラエルの最近の攻撃に言及し、「ハマスの武装解除は実現不可能な仮説であり、シオニスト政権には大規模戦争を開始する能力はない」と強調しています。

【ParsTodayイラン国際】アマーニー大使はまた「イスラエルは約束を遵守しておらず、限定的な計算で攻撃を実行している」と述べ、「シオニスト政権は明白な上限の下での作戦で紛争拡大を防ごうとしている」と語りました。さらに「ハマスは停戦、捕虜交換、復興のための国境開放の3つの条件のみを受諾しており、押し付けの政治的な計画は一切受け入れていない」とし、「ネタニヤフ・イスラエル首相は限定的な停戦違反により、レバノンのイスラム抵抗組織ヒズボッラーや他の抵抗勢力からの強い反発を招かずに、自政権の強硬派閣僚を納得させておこうとしている」と付け加えています。

イスラエルによる停戦違反80回で97人が殉教、230人が負傷

ガザ地区にあるパレスチナ政府メディア局は「停戦宣言以来シオニスト政権が80回にわたり停戦に違反し、パレスチナ人97人が殉教、230人が負傷した」と発表しました。エジプトは今月13日、同国東部シャルム・エル・シェイクで自らの主催によりガザ問題をめぐる首脳級会合を開催し、アブドルファッターハ・エルシーシ大統領(シシ大統領、エジプト)とドナルド・トランプ米国大統領(米国)が共同議長を務め、20カ国以上の首脳や代表が出席しています。トランプ大統領はこの会合で、地域の他の指導者らと共にいわゆるガザ和平合意に署名しました。

中道派のパス上院議員、ボリビア大統領選挙で勝利

ボリビア大統領選挙の決選投票で、中道「キリスト教民主党」のロドリゴ・パス上院議員(58)が54.5%の得票率で勝利しました。敗れた右派対立候補のホルヘ・ツツ・キロガ氏(65)の得票率は45.4%となっています。この選挙により、2006年以来ほぼ途切れることなく政権を握ってきた左派与党・MAS社会主義運動の長年にわたる支配に終止符を打つことになります。

ハマス:「米はイスラエルの嘘を信じる」

パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスのハゼム・カセム報道官は、「シオニストたる敵はガザ地区の混乱の扇動元であり、この地域の安全保障を目にすることに耐えられない。アメリカは、イスラエル政権が広めている反ハマス的な嘘を宣伝している」と述べています。また「ハマスがガザ住民を攻撃したとする米国国務省の立場は『中傷的で事実無根だ』」と語りました。そして「イスラエル占領政権が絶えずハマスを扇動・挑発している一方で、アメリカは自らの主張を繰り返し、によるガザ民間人に対するイスラエルの犯罪を隠蔽している」とコメントしています。

IAEA事務局長、対イラン外交交渉継続を呼びかける

IAEA国際原子力機関のラファエル・グロッシ事務局長は対話の必要性を強調し、イランとの外交交渉継続を呼びかけました。また、スイスの新聞ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング紙のインタビューで、イランが複数の場所に相当量の高濃縮ウランを隠匿していないとIAEA査察官らが考えていることを認めています。さらに、IAEA査察官によるイラン施設への立ち入り・アクセスの可能性については、イランがそれを国益と認めた場合のみ可能になる、と述べました。

トランプ大統領が麻薬関連の主張を再提起、今度はコロンビア大統領を非難

ドナルド・トランプ米大統領は、自らが立ち上げたSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、コロンビアの大規模な麻薬生産を幇助しているとして同国のペドロ大統領を非難しました。トランプ氏は、ベネズエラに対する過去同様の主張を繰り返し、コロンビアへの財政援助と補助金の打ち切りを発表するとともに、「ペトロ大統領が麻薬栽培の阻止に向け行動を起こさなければ、米国も行動を起こす」と警告しました。しかしトランプ氏のこの発言とは逆に、コロンビア大統領はこれに先立ち、国家主権の侵害およびコロンビア領海での「殺人」罪を理由に、アメリカを非難しています。

 

 


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