スポーツ界における世界的なイスラエル排斥の波
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シオニストらが、CASスポーツ仲裁裁判所への異議申し立てが棄却され世界選手権からの追放が確定したことに衝撃を受けています。
(last modified 2025-10-25T07:57:54+00:00 )
10月 15, 2025 14:53 Asia/Tokyo
  • シオニストのスポーツ選手
    シオニストのスポーツ選手

シオニストらが、CASスポーツ仲裁裁判所への異議申し立てが棄却され世界選手権からの追放が確定したことに衝撃を受けています。

CASスポーツ仲裁裁判所は14日火曜、インドネシア首都ジャカルタで開催される世界体操選手権へのシオニスト政権イスラエル籍の体操選手の出場禁止を確定しました。

【ParsToday国際】イスラエル人で世界体操チャンピオンでもあるアルチョム・ドルゴピャト選手は、この判決に憤慨し、「非常にショックを受け、ガックリしている」と述べました。イスラエル人選手がこうした制裁を受けた一方、シオニスト政権はこれまで2年近くにわたり、ガザ紛争中に950人のパレスチナ人アスリートを虐殺し、あらゆる国際スポーツ法に違反してきた中でのことです。

先日、世界体操選手権の開催国インドネシアの政府は、パレスチナ支持を訴える国民の抗議が広がる中、イスラエル選手7名の入国ビザ取り消しを決定しました。このスポーツ界における大きな衝撃を受け、シオニストらはCASに異議を申し立てましたが、CASはイスラエルの訴えを棄却しています。

東京オリンピックの金メダリストでもあるドルゴピャト選手は、今回の措置を「インドネシア政府による政治的な動き」だと主張しています。しかし、世界大会や国際スポーツ機関の規則によれば、ジェノサイドの容疑をかけられている政権に属する選手は国際大会に自由に参加することは許されていません。イスラエルのスポーツ関連サイトONEによりますと、CASはイスラエルのスポーツ界に最大規模の衝撃を与えており、歴史に残るこの出場禁止処分は、同政権のスポーツ界の将来に暗い影を落とす可能性があります。

イスラエル占領地歌にブーイング、シオニスト政権にとってのW杯終焉

こうした中、14日火曜に厳重な警備の下イタリア入りしていたイスラエルのサッカーチームは、観客数が制限されていたにもかかわらず、試合開始前にサポーターらから占領地歌斉唱の際にブーイングを受けました。イタリア北東部ウーディネ・スタジアムの収容人数は2万6000人ですが、イタリア国内でシオニストに対する抗議活動が広がっていることから、UEFAヨーロッパ・サッカー連盟は安全上の理由で、この試合においては収容可能な観客数の10%しか入場を許可しませんでした。

この試合では、イタリアがイスラエルに対し3-0で決定的な勝利を収め、イスラエルのワールドカップ出場の夢は儚く消え去りました。

イタリアのメディア、ライ・スポルト紙は「シオニスト政権によるガザ地区での大量虐殺により、イスラエルのサッカーチームはヨーロッパの人々の間で憎悪の対象となっている。イタリアのスポーツ新聞ガゼッタ・デッロ・スポルトによれば、ワールドカップ予選はイスラエルの諜報機関モサドの工作員とイタリア軍の介入により最も厳重な警備体制の下で行われたが、1万人のイタリア国民がスタジアム前の路上でイスラエルへの抗議活動を行い、世界に向けて自らのメッセージを発信した」と報じています。

 

 


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