マムダニNY市長候補の名前と宗教への攻撃/政的同盟者ハニフ氏:「イスラム恐怖症はもはや通用しない」
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バラク・オバマ元米大統領が、同国ニューヨーク市長候補のゾーラン・マムダニ氏(33)に助言を与えました。
(last modified 2025-11-04T10:33:38+00:00 )
11月 04, 2025 14:52 Asia/Tokyo
  • ニューヨーク市長選挙の最有力とみられるゾーラン・マムダニ民主党候補
    ニューヨーク市長選挙の最有力とみられるゾーラン・マムダニ民主党候補

バラク・オバマ元米大統領が、同国ニューヨーク市長候補のゾーラン・マムダニ氏(33)に助言を与えました。

政治評論家の間では、4日火曜のニューヨーク市長選挙で起こりうるゾーラン・マムダニ氏の勝利は、米国国内情勢および、アメリカとシオニスト政権イスラエルの関係にとっての政治的激震となると考えられています。その理由は、長年にわたり多額の資金援助を通じて候補者に影響を与えてきたイスラエル・ロビー(AIPAC米イスラエル公共問題委員会)が、ユダヤ人人口の多い都市でユダヤ人に対し批判的な市長と対峙することになり、それによって他の政治家がもっと大胆にイスラエルを批判するようになることが考えられるからです。民主党候補のマムダニ氏の勝利は、2028年の米国大統領選挙において決定的な役割を果たし、同様の理念を持つ候補者が台頭する下地を作る可能性があります。

【ParsToday国際】オバマ元米大統領は電話会談でマムダニ氏に助言を与え、マムダニ氏の選挙運動を称賛するとともに、将来的には彼の顧問・補佐役として活動できると述べました。一方、トランプ現米大統領は3日月曜のテレビインタビューでマムダニ氏を「共産主義者」として再び口頭で攻撃しています。

反ユダヤ主義を理由としたマムダ二氏非難

元ニューヨーク市長のエリック・アダムス氏と元同州知事アンドリュー・クオモ氏は、マムダニ氏を「危険人物」だとしました。クオモ氏は、イスラエルに対する厳しい批判で「反ユダヤ主義を煽っている」としてマムダ二氏を非難しています。

マムダニ氏の名と宗教への批判・攻撃

一方、共和党の全国大会では複数の講演者がマムダニ氏の名と宗教を非難、攻撃しました。トランプ大統領顧問を歴任したスティーブ・バノン氏は、マムダニ氏を「マルクス主義者であり、イスラムによる聖なる戦い・ジハード主義者だ」としています。

イスラム恐怖症はもはや通用しない

一方で、マムダニ氏の政治的盟友であるシャハナ・ハニフ(Shahana Hanif)氏は米ABCテレビに対し、「イスラム恐怖症は人々を恐怖に陥れる手段として利用されてきたが、それはもはや通用しない」と語りました。

サンダース議員;「マムダニ氏は労働者世帯の代表」

この点に関して、米バーモント州の著名な上院議員であり、トランプ氏の強力な反対派の1人、バーニー・サンダース氏も「マムダニ市長は『億万長者層』ではなく、労働者世帯を代表するだろう。2025年という、権力者がかつてないほどの経済的・政治的権力を持つ時期に、一般市民や労働者階級の人々が団結してこれらの寡頭政治家らを倒すことは可能か?もちろん可能だ」と述べています。

 

 


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