元米国当局者:「イランは12日間戦争でイスラエル殲滅も可能だった」
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元米国財務省次官補が「シオニスト政権イスラエルの防空システム・アイアンドームは、イランのミサイル攻撃に対して効力を発揮しなかった」と語りました。
(last modified 2025-11-15T10:12:03+00:00 )
11月 15, 2025 16:38 Asia/Tokyo
  • ポール・クレイグ・ロバーツ元米財務次官補
    ポール・クレイグ・ロバーツ元米財務次官補

元米国財務省次官補が「シオニスト政権イスラエルの防空システム・アイアンドームは、イランのミサイル攻撃に対して効力を発揮しなかった」と語りました。

【ParsToday国際】アメリカの政策に批判的な著名人として知られ、米元レーガン政権で財務次官補を務めたポール・クレイグ・ロバーツ(Paul Craig Roberts)氏は、イラン国営衛星通信・プレスTVのインタビューで、最近のイスラエルによる対イラン攻撃及び、イランのミサイル攻撃に対するイスラエルの防衛システムの無力ぶりに触れ、「イランによる攻撃を封じる力のあったイスラエルのアイアン・ドームの非効率性を、イランが十分に活用しなかったことに驚きを禁じ得ない。イランは攻撃を継続し、イスラエルを破壊できたはずだ」と述べています。

また、イスラエルが米国を通じて停戦を要請したことを指摘し、「停戦は通常、軍事的優位性を失いつつある側から提案されるものだ。今回の場合、イスラエルは停戦要請により体勢を立て直す機会を得ることができた。つまり、イランは停戦受諾により、イスラエルに体制を立て直す時間を与えたことになる」と付け加えました。

さらに「今回のイランの行動から、イスラエルの防衛システムを無力化できること、そして攻撃が続けばイスラエルに深刻な損害、さらには完全な破壊をもたらす可能性があることがはっきりした」と語っています。

イスラエルが米国外交政策に影響

ロバーツ氏はさらに「アメリカ政府内で最も強い力を持つのはシオニスト・ロビー団体であり、彼らは西アジアの政治を完全に支配しており、ドナルド・トランプ現大統領でさえ彼らの圧力に抵抗できなかったのが現実だ。トランプ氏による対イラン攻撃は、イスラエルの要請に基づいて実行されたものである」と述べました。

そして最後に「アメリカでは、西アジア政策の在り方はイスラエルの利益に従って形成される。トランプ大統領は反戦を謳っていながら、実際にはイスラエルが望む内容の政策を実行している」と結んでいます。

 

 


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