キューバと米国の市民らがトランプ氏の脅迫に対抗するベネズエラと連帯
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キューバで、市民らがベネズエラ支持デモを実施
キューバとアメリカで市民らが数百人規模の抗議集会を開催し、南米ベネズエラに対するアメリカの好戦的な政策を非難するとともに、マドゥロ・ベネズエラ大統領への支持をアピールしました。
【ParsToday国際】ベネズエラ首都カラカスに本社を置く中南米全体を対象としたテレビ局・テレスールによりますと、ドナルド・トランプ米大統領による軍事的脅迫の中、キューバの首都ハバナにあるICAPキューバ諸国民友好協会前に数百人の市民らが集結し、ベネズエラと同国のニコラス・マドゥロ大統領への支持を表明しました。この政治・文化イベントは、キューバのブルーノ・ロドリゲス外相が主導したもので、この集会での演説者らは米国の好戦的な政策を非難しています。
演壇に立った者の1人で、平和・自治勢力代表のアイダルメス・ロドリゲス(Aidalmes Rodriguez)博士は「米国は世論操作と虚偽の言説によって侵略と略奪を正当化している」と警告するとともに、「キューバとして、外国の干渉を受けずに自決するベネズエラ国民の権利を擁護する」と強調しています。またキューバのミゲル・ディアス=カネル大統領もマドゥロ大統領への連帯を表明し、ベネズエラに対するテロ計画を非難しました。
さらに、キューバ女性連盟のテレサ・アマラル・ブエ会長も「我々は、中南米諸国に対する干渉の悲劇が繰り返されることを許さない」と述べています。
同時に、ニューヨークをはじめとするアメリカの複数都市でもベネズエラとの国際連帯デーにちなんだ集会が開催されました。ニューヨークでは、数百人がタイムズスクエアで旗やプラカードを掲げ、ベネズエラとカリブ海諸国に対する米国の介入停止を訴えました。この抗議活動は、アメリカ反戦運動内の反帝国主義的翼を代表する全国連合ANSWER連合および複数の社会的団体によって組織されたものです。

