ニュース | ロシア議会関係者:「故ソレイマーニー司令官は戦略的な人物」/ガザ戦争とシオニスト貧困者の増加
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ロシア連邦評議会のロシア・イラン議員友好グループ代表、ドミトリー・ヴァシレンコ上院議員
ロシア連邦評議会のロシア・イランの友好議員グループ代表を務めるドミトリー・ヴァシレンコ上院議員が、「イランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊の元司令官、故ガーセム・ソレイマーニー将軍は単なる政治家ではなく、決断力と戦略性を備えた人物だった」と語りました。
ヴァシレンコ上院議員は8日月曜、ロシア首都モスクワでイラン国会・国家安全保障・外交政策委員会のエブラーヒーム・アズィーズィー委員長との会談で「テヘラン訪問中にソレイマーニー将軍の肖像写真を見て、イラン国民が同将軍を非常に敬愛していることを実感した」と述べています。
【ParsToday国際】ヴァシレンコ議員は敵の侵略に対するイラン国民の抵抗を称賛し、「ロシア政府と国民はシオニスト政権イスラエルによる対イラン軍事侵略に憤慨しており、これを非難する」と述べました。
また、「ロシアはイランの国民と当局者の強い士気を見るにつけ、喜ばしく感じている」とコメントしています。
イスラエルの研究所:「ガザ戦争でシオニストの貧困が増加」
その他のニュースとして、シオニスト系研究所ラテット(Latet)によりますと、イスラエル占領地の全世帯のうち4分の1以上が、2年間のガザ戦争による経済的・社会的影響を受け、現在、食料不安に直面しています。ラテット研究所は年次報告書において、占領地の世帯の26.9%(約86万7256世帯)が食料不安に直面しており、これは前年比27.5%という前例のない増加であると発表しました。この報告書によれば、シオニストの子どもの37.5%(約118万人)も食料不安に直面しています。
イスラエル軍がレバノン南部を空爆
一方、イスラエル軍機は現地時間の8日月曜夜から9日火曜朝にかけて、レバノン南部上空を広範囲に飛行し、同国ジャバル・アル=トゥッファ高地に対する一連の攻撃を実施しました。情報筋によりますと、イスラエル軍機は少なくとも8回にわたり、ジャバル・アル=トゥッファ高地を狙い空爆したということです。なお、現時点ではこれらの攻撃による死傷者数や被害規模に関する公式報告は発表されていません。
トランプ大統領が欧州に警告:「非常に悪い道筋を歩んでいる」
ドナルド・トランプ米大統領が、「欧州は現状維持を心がけるべきだ」との発言を繰り返すとともに、その理由として「欧州は非常に悪い道を歩んでいる」からだとしています。トランプ大統領はまた「メキシコが米南部テキサス州の農家に対する水供給量を増やしきれない場合、5%の追加関税を課す」と警告しました。
ウクライナ大統領:「欧米諸国なしでは生活できない」
また、ウクライナからの報道によりますと、同国のウォロディミル・ゼレンスキー大統領は8日月曜日、「ウクライナ東部の領土についてはまだ合意に至っていない。アメリカの計画の一部については、安全保障を含むデリケートな問題に関してさらなる討議検討が必要だ」と述べました。また「欧州、ウクライナ、アメリカの同盟は重要だ。我々は欧米諸国なしでは生活不可能だ。だからこそ、重要な決断を下さねばならない」とコメントしています。

