中国関連ニュース|中国とサウジがイランの領土保全侵害を非難/中国が日本に警告
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イラン、サウジアラビア、中国による第3回合同会議がテヘランで開催
イラン、中国、サウジアラビアによる3者会合がテヘランで開催され、この3カ国の外務省から政務次官らが出席しました。
【ParsTodayイラン国際】テヘランで9日火曜、中国・北京協定のフォローアップを目的としたイラン・サウジ・中国の3カ国委員会による第3回会合が開催されました。この会合ではイラン外務省のマジード・タフテラヴァーンチー政務担当次官が議長を務め、ワリード・アル・フレイジ(Waleed Al-Khureij)外務次官が率いるサウジアラビア代表団および、苗得雨外務次官率いる中国代表団が出席しています。またこの会合の最後には、三国間の共同協力に関する合意覚書が署名されました。イランとサウジは、北京協定の全条項の履行の約束および、関係当事国の国家主権、領土保全、独立、安全の尊重を含む国連憲章、OICイスラム協力機構憲章、国際法の遵守を通じた両国間の近隣国関係の強化に向けた継続的な努力を強調しています。
イラン、サウジ、中国は、イラクで5回の会談、オマーンで3回の交渉を経て2023年3月10日に北京協定を締結しました。その後、イランとサウジの両外相は同年4月6日に北京で会談し、2016年1月以来断絶していた外交関係の再開に合意しています。その後2023年6月、イランが在サウジアラビア大使館を再開し、続いてテヘランにあるサウジアラビア大使館、及び北東部マシュハドにあるサウジ総領事館が再開したことで、事実上両国の外交関係は実施段階に入りました。
さらにイラン、サウジ、中国の当局者らは、シオニスト政権イスラエルによるパレスチナ、レバノン、シリアへの侵略の即時停止を求め、イランの国家主権と領土保全に対する侵害を非難しました。イランとサウジアラビアは、北京協定の条項の履行も強調しています。
中国、新型リモートセンシング衛星の打ち上げに成功
さらにその他のニュースによりますと、中国は9日火曜、同国北西部の酒泉衛星発射センターから、新型リモートセンシング衛星「遥感47号」を搭載した運搬ロケット「長征4号B」を打ち上げ、これは所定の軌道に無事投入されました。
中国、日本に警告
一方、日中両国の緊張が続く中、中国はこの問題に関して新たな立場を示し、「日本は中国を軍事的に脅迫している」と表明しました。中国の王毅外相は、北京でドイツのヨハン・ワーデフール外相と会談し、日本が「軍事的側面」から中国を脅かしており、「全く容認できない」と述べました。この発言が提起されたのは、日本が「自衛隊の戦闘機が中国軍機にレーダー照射された」と発表した後のことです。
こうした情勢変化と同時に、王毅外相は「台湾の独立」を推進するあらゆる試みが中国の領土分割に相当するとし、それを支持することは中国への直接的な内政干渉とみなされ、中国憲法と国際法の両方への違反行為であると表明しました。

