ニュース|イラン大統領:「イランとユーラシア連合の協力は強力な地域の構築基盤に」/トランプ氏からの非難にコロンビアが反論
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イランのマスウード・ペゼシュキヤーン大統領
ペゼシュキヤーン・イラン大統領が、同国とEAEUユーラシア経済連合加盟国との協力を、国家主権を強化し強力な地域を創出する長期戦略であるとしました。
マスウード・ペゼシュキヤーン大統領は21日日曜、ロシア・サンクトペテルブルクにて同国およびベラルーシ、カザフスタン、キルギスの各国大統領、そしてアルメニア首相が出席した最高ユーラシア経済評議会に宛てたメッセージの中で「イランとEAEU加盟国間の協力は国家主権の強化、交通と貿易の促進、エネルギー安全保障の向上、技術開発、共同の金融・銀行インフラの構築、そして人的交流の拡大を通じての強力な地域の創出に向けた長期戦略である」と語っています。
【ParsTodayイラン国際】ペゼシュキヤーン大統領はさらに「我々は文化・歴史的な共通性および、地理的近接性の利を生かすことにより、地域統合の成功モデルを描くことができると確信している」と述べました。
また「未来は、協力と相互信頼を通じて発展への道を切り開く国々のものとなる」としています。
ベネズエラ大統領:「心理テロと海賊に対峙」
またその他の報道によりますと、南米ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は21日日曜夜、「わが国は心理テロに始まり、海賊による石油タンカー襲撃まで25週間にわたり侵略行為に直面している。ベネズエラはこれらの行為を非難し、打ち破ってきた」と語りました。また、同国が脅迫や攻撃をものともしない「強国であり、革命の道において加速する準備ができており、仲介なしで権力を国民に完全に委譲する」と強調しています。
コロンビア大統領がトランプ氏に呼びかけ;「テキサスとカリフォルニアを返せ。石油関連協議はそれから」
一方、南米コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領は、トランプ米大統領が最近ベネズエラの石油をめぐって疑惑を提起したことを受け、トランプ大統領に対し「我々は取引をしよう。あなた方(アメリカ側)は盗んだもの(テキサス、カリフォルニア、そして南米全域)と、我々が彼らから盗んだと彼らが思いこんでいるもの(石油)を返してもらおう。もちろん、我々は盗んでいない。それから(トランプ氏が主張する石油について)話をしよう」と訴えました。これは、ペトロ大統領が「ベネズエラの石油は米国から盗まれたと主張したトランプ氏の以前の発言をもじり皮肉ったものです。
国連が警告;「ガザ地区の子ども10万人が深刻な栄養失調に」
パレスチナ・ガザ地区からも届いたニュースによりますと、WHO世界保健機関のテドロス・アダノム事務局長の報告書によりますと、ガザ地区では2026年4月までに10万人以上の子どもおよび、3万7000人の妊婦・授乳中の女性が深刻な栄養失調に陥る可能性があるということです。同事務局長はまた、ガザ地区における飢餓リスクへの取り組みは依然として「非常に脆弱」であると強調しました。
世界が、奴隷制への賠償を要求
一方、西アフリカ・ガーナのジョン・ドラマニ・マハマ大統領は、奴隷制への賠償を求める世界各国の代表団との会合で、ヨーロッパ列強による奴隷制と植民地主義への賠償を求めるため、アフリカの当局と国民の団結を呼びかけました。マハマ大統領はさらに「ガーナ国旗の黒い星は、すべてのアフリカの人々の団結という観点から、我が国のアイデンティティの重要な一部となっている」とコメントしています。

