イランとベネズエラの協力継続は米国の圧力に対する抵抗の象徴
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南米ベネズエラのロドリゲス暫定大統領が、同国としてイランとの関係を継続すると強調しました。
(last modified 2026-01-20T03:38:00+00:00 )
1月 20, 2026 12:34 Asia/Tokyo
  • ベネズエラのデルシー・ロドリゲス暫定大統領
    ベネズエラのデルシー・ロドリゲス暫定大統領

南米ベネズエラのロドリゲス暫定大統領が、同国としてイランとの関係を継続すると強調しました。

【ParsToday国際】デルシー・ロドリゲス暫定大統領は、同国としてイランや中国、ロシアを含むすべての国と関係を持つ権利があると強調し、「わが国はイランとの関係を続行する」と強調しています。
この発言が提起されている中、イラン・イスラム共和国外務省のイスマーイール・バガーイー報道官はこれに先立ち、「ベネズエラと我々の関係は常に尊敬と相互利益に基づいており、この関係が続くよう望んでいる」として、両国関係継続を強調していました。
米国によるベネズエラへの軍事攻撃及び、同国のニコラス・マドゥロ大統領の拉致から数週間が経過した現在、ベネズエラ当局の立場はより明確で意味深い段階に入りました。ロドリゲス・ベネズエラがイランとの関係継続を強調したことも、この点で評価する必要があります。その理由は、特にベネズエラの政治情勢が依然として同国への直接的な軍事介入および、自らの要求の押し付けというアメリカの行動の影響下にある状況でこれらの発言が提起されたことにあります。
ドナルド・トランプ米国大統領の要求、並びに同国の最大限の圧力政策に対する明確な反対という文脈で考察すると、これらの発言の重要性はさらに高まります。これまで対ベネズエラ外交において、制裁、脅迫、介入を主要な手段としてきた米国政府は、今や直接的な軍事行動に踏み切り、ベネズエラの合法大統領を拉致することで、同国の将来の政治的進路を決定づけようとしています。しかし、ベネズエラ暫定大統領がイランとの関係継続を主張していることは、アメリカに対し圧力、脅迫、そして軍事行動でさえもベネズエラを後退させられない、という明確かつ忌憚ないメッセージを発信していることになります。
実際、現時点で対イラン協力の継続は単なる外交上の選択にとどまらず、米国が押し付けた秩序体制への意識的な抵抗の象徴となっています。この姿勢によって、ベネズエラは自らの国家主権をホワイトハウスの要求の犠牲にするつもりはなく、外交関係に関する決定権が自らの不可侵の権利であると考えていることを顕示しています。特にマドゥロ大統領拉致事件以降、このアプローチはこれまで以上に重要な意味を帯び、米国の一方的行動に対する政治的抵抗の言説の一部となっています。
より広い視点から見て、ベネズエラとイランの関係は重要な政治的側面を帯びています。両国は長年にわたり、広範な制裁、外交的圧力、そして外部からの権力構造変更の試みに直面してきました。こうした共通の経験を持つことから、イランとベネズエラはより政治面で連帯するようになっています。こうした連帯・同調は、国際秩序の新たな潮流を提示しようとしています。それは、各国が自らの合法性と存続のためにアメリカに迎合する義務などなく、相互利益に基づく独自の独立した同盟関係を形成できるというものです。この観点から、イランとの関係継続を重視することは、国家主権、即ち外国の介入に抵抗し、独立と多国間主義を外交政策の基盤とする主権だと言えるでしょう。
さらにテヘランとベネズエラ首都カラカスを結ぶ直行便の開通は、経済面での現実に対する現実的な対応と言えます。両国は、国際金融市場、先進技術、そして国際的な供給網へのアクセスにおいて深刻な制約に直面しています。そのため、エネルギー、輸送、農業、商品取引といった分野における対イラン協力にいおり、ベネズエラにとって経済的圧力の軽減及び、自らのニーズ確保に向けた代替手段を見出すことが可能になると思われます。
さらに、対イラン関係継続を重視することは単に二国間の経済・政治問題にとどまらず、国際社会にとってより広範なメッセージとなります。ベネズエラは独立した道の選択により、外交政策が脅迫や制裁、あるいは軍事行動によって左右されるものではないことを宣言しています。この立場は、国際法の基本原則と、各国の内政不干渉の原則に合致しています。米国政府は近年、特に対ベネズエラ関係においてこれらの原則を繰り返し無視してきました。ベネズエラは、国際的なパートナー選択の権利を主張することで、依然として一方的行動への抵抗が可能であることを示そうとしています。
結論として、ロドリゲス・ベネズエラ暫定大統領が対イラン関係継続を強調したことは、国益に基づいた正当か​​つ意識的に下した決定であると考えられるべきです。しかもこの決定は、単に米国の圧力に対する一時的な反応ではなく、政治的独立の維持、経済力の再建、そして国際秩序における自らの立場の再定義というベネズエラの壮大な戦略の一部なのです。

 

 


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