BRICSが世界の気候変動対策を支援/イランでBRICS11カ国の市当局会議が開催
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BRICS新興経済国グループは、これまで国際的な気候変動対策を支持してきました。
(last modified 2026-01-31T08:27:03+00:00 )
1月 31, 2026 17:24 Asia/Tokyo
  • BRICS新興経済国グループは11カ国で構成された国際組織
    BRICS新興経済国グループは11カ国で構成された国際組織

BRICS新興経済国グループは、これまで国際的な気候変動対策を支持してきました。

【Pars Today国際】気候危機は、世界が自然との関係を根本的に再定義することを迫っています。多くの国が2050年までにカーボンニュートラル(二酸化炭素など温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させ、その排出量を「実質ゼロ」に抑えるという概念)を達成するという目標を掲げていますが、気候面でのデータからは地球温暖化の傾向が加速していることが明らかになっています。

BRICSが運営する国際チャンネル・TV BRICSによりますと、BRICS加盟国の大半が2050年から2070年の間に炭素排出量実質ゼロを達成することを約束しています。アナリストらはこの分野における協力の主要な要素として、炭素規制、気候適応、再生可能エネルギー源の開発、そして気候プロジェクトの実施のための共同メカニズムの構築が挙げられるとしています。

同時に、BRICSプラス(BRICS諸国が他の新興国やサウジアラビア、アルゼンチン、エジプト、イラン、UAEアラブ首長国連邦などの諸国と連携を深め、より大きな経済的・政治的影響力を持つことを目指す枠組み)は「公正なエネルギー転換」を特に重視しています。その本質は、ネットゼロ(温室効果ガスが排出される量と吸収・固定される量の差し引きがゼロになること)炭素排出指標への強制的な飛躍に伴うリスクを軽減することです。したがって、エネルギー移行・転換が各国の経済に悪影響や市民の生活に悪影響を与えたりしてはなりません。この移行・転換の根本的な基盤は、各国の特性と優先事項に応じたカーボンニュートラルの達成、エネルギーバランスの形成、エネルギーシステムの開発に向けた道筋の選択の自由となっています。

南北国際回廊:貿易、地政学、そして地域統合のための大動脈

BRICS地域からのその他のニュースによりますと、専門家は「BRICSが直面する主な課題は物理的なインフラの不足ではなく、共通の制度的枠組みの欠如である」と考えています。この構想の成功に決定的な役割を果たすのは関税調整、通関手続きの円滑化、決済における自国通貨の利用といった問題です。その中でも、特別な位置づけにあるのが鍵となる一連の経路です。

世界貿易の約90%を占める海上輸送はロシア北極海航路を中心に、欧州とアジアを結ぶ戦略的な選択肢とみなされています。この航路はスエズ運河のほぼ半分の長さで、2035年までに2億2000万トンの貨物輸送を扱うことが見込まれています。陸上ではロシアとイラン、インド、ペルシャ湾岸諸国を結ぶ国際南北回廊が単なる通過地点にとどまらず、南半球における経済収束や共同生産・物流チェーンの形成のプラットフォームとなる可能性があります。

アナリストらは、BRICS加盟国間の基準の違いや輸送ネットワークの散在といった問題はあるものの、今後10年間でBRICSが個別のプロジェクトの集合体から首尾一貫した効果的なネットワークへと変貌するだろうと確信しています。そのネットワークの支柱となるのが南北回廊と北極海航路であり、米国覇権下の構造に不利になる形で世界の物流バランスを変える可能性があります。

イラン、BRICS圏内村落の優秀プロジェクトのための国際フェスティバル開催を提案

一方、イラン地方自治体・農村機構のマスウード・ノスラティ長官は、イラン南部シーラーズで開催されるBRICS加盟国都市管理者国際会議において、BRICS加盟国村落の優秀プロジェクトに関する国際フェスティバル開催を提案しました。これを受けて来春、BRICS加盟11カ国の都市管理者会議がシーラーズで開催される予定です。この会合では、BRICS圏内の村落による優秀プロジェクトに関する国際フェスティバル開催の提案が提示され、農村地域の成功プロジェクトが国内レベルだけでなく、国境を越えた国際的な舞台でも紹介・展示されることになっています。

 


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