アメリカのイスラム教徒女子フェンシング選手、同国の人種差別の広がりに遺憾を表明
8月 07, 2016 15:20 Asia/Tokyo
アメリカの女子フェンシングのイブティハージ・ムハンマド選手が、アメリカで広まっている人種差別に遺憾の意を表明しました。
イスラム教徒のムハンマド選手は、初めてイスラム的な服装であるヘジャーブを着てオリンピックの競技に参加しており、6日土曜、イタリアの新聞ラスタンパのインタビューで、アメリカで広まっている人種差別に遺憾の意を表すとともに、オリンピックに出場したのは競技のためだけでなく、アメリカやそのほかの世界各国におけるイスラムのヘジャーブに対する政策に対抗するためであると表明しました。
ムハンマド選手はまた、「一人のイスラム教徒女性として、決して自分のアイデンティティを隠すことはない」と述べました。
さらに、これ以前にも、「ヘジャーブは私にとって解放をもたらすもので、アイデンティティの一部だ」と語っていました。
リオデジャネイロオリンピックは現地時間の5日金曜、開会式が行われ、始まりました。今月21日まで行われる予定です。