アメリカで、大型ハリケーンにより数十万人が住む家を失う
10月 05, 2016 20:00 Asia/Tokyo
ハリケーン「マシュー」が、カリブ海沿岸、さらにアメリカ東海岸に住む数十万人の住む家を失わせました。
フランス通信によりますと、サウスカロライナ州の知事は、ハリケーンが発生している地域の住民に退避するよう勧告しました。
これまでカリブ海沿岸地域の住民1万4500人が自宅から退避し、住宅1855棟が洪水の影響で破壊されました。このハリケーンによる人的、物的被害の数は増加すると見られています。
さらに、ハイチでメインの橋が倒壊したことを受け、プエルトリコのハイチ南部の半島につながる道路は閉鎖されています。
ハイチでは、これまでに1人が行方不明、10人が大雨により負傷しています。
ハリケーン「マシュー」はこれ以前、キューバで9人の犠牲者を出し、ハイチの海岸を進み、大雨と洪水を発生させました。
このハリケーンはさらに、ハイチで5人、ドミニカ共和国で4人の死者を出し、速い速度でカリブ海北部に向かって移動しています。
報告によりますと、ハリケーン「マシュー」の発生による人的、物的被害は今も完全には明らかになっていません。
フロリダ、サウス・ノースカロライナ州の行政関係者はハリケーンの発生による大気の激しい変化に注目し、非常事態を宣言し、住民100万100人が自宅から退避する用意があることを明らかにしました。
ジョージア州の関係者は、この州の13の地域で、非常事態宣言を出しました。