アメリカ大統領候補がイランと中東に関して表明
アメリカ大統領選挙の民主党と共和党の候補が2回目の討論会で、国内外の様々な問題についての見解を表明しました。
イルナー通信によりますと、共和党候補のトランプ氏は、現地時間の9日日曜にミズーリ州の大学で90分間に渡って行われたこの討論会で、自らの反道徳的発言を録音した音声の公開に対し、「家族とアメリカ人に対して謝罪する」と述べました。
民主党候補のクリントン氏は、この問題に関する見解表明において、「問題はトランプ氏の謝罪だけに関わらない。なぜなら、このビデオはまさにトランプ氏の本質を示すものだからだ」と述べました。
アメリカの新聞ワシントンポストが7日金曜公開したビデオで、トランプ氏は既婚女性と性的関係を持とうとしたことを自慢し、「スターであれば、女性たちは何でもやらせてくれる」と発言しています。
トランプ氏はこの討論の中で、イランと中東情勢に関して、「シリア、ロシア、イランはテロ組織ISISと戦っており、アメリカは弱い立場にある」と認めました。
また、イランとの核合意におけるオバマ大統領の行動を非難し、「イランは合意後、17億ドルの現金を受け取った」と主張しました。
トランプ氏はさらに、「オバマ大統領とケリー国務長官はイランに力をつけさせた」と主張しました。
クリントン氏もこの中で、「アメリカはイランの核計画を武力を行使せずに抑制した」と述べました。
また、ロシアとの協力の必要性を強調し、「民主党は今以上に更なるてこを用いて、ロシアとの協議に臨むが、それと同時にロシアとシリアの戦争犯罪に関する調査と彼らにそれに回答させるための努力を支持する」としました。
一方、トランプ氏はアメリカにおけるイスラム恐怖症対策に向けた計画についての質問に対して、「イスラム教徒は彼らが直面している問題を報告すべきだ。そうしなければ、セントバーナディーノの銃撃事件、9.11、フランスの同時テロといった問題が起こるだろう」と述べました。
クリントン氏もこれについて、「イスラム教徒はアメリカ社会の一部となることが必要だ」と述べました。