中国とアメリカの首脳が会談

アメリカと中国の関係が緊張している中、アメリカのオバマ大統領と中国の習近平国家主席が、ペルーのリマで開催されたＡＰＥＣアジア太平洋経済協力会議の首脳会合の傍らで会談しました。

（フランス通信によりますと、）１９日土曜、習国家主席はオバマ大統領と会談し、米中関係の緊張緩和を求めました。

習国家主席はまた、両国が対立を抑制し、二国間協力を行うことで、関係改善を促進するよう期待感を表しました。

さらに、現在、両国の経済状況が持続可能な方向へと向かっていることが保障されるべきだとしました。

任期終了を間近に控えたオバマ大統領も、この会談で、中国との建設的で持続可能な関係の構築のための機会を活用するつもりだとしました。

オバマ大統領はまた、建設的な米中関係は両国の人々だけでなく、世界にとっても有益になるとしました。

さらに、南シナ海の問題に関係している各方面に対して、平和的な対立の緩和のために努力するよう求めました。

アメリカは南シナ海問題における立場を利用しているとして中国を非難していますが、中国はこの非難を根拠のないものだとして、アメリカは地域に干渉することで、南シナ海に緊張を作り出しているとしています