国連安保理の北朝鮮問題に関する緊急会合の要請(音声)
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アメリカ、韓国、日本が、北朝鮮による最近のミサイル実験に関する国連安全保障理事会の緊急会合の開催を要請しました。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
2月 13, 2017 15:12 Asia/Tokyo

アメリカ、韓国、日本が、北朝鮮による最近のミサイル実験に関する国連安全保障理事会の緊急会合の開催を要請しました。

北朝鮮の朝鮮中央通信によりますと、北朝鮮は、固形燃料エンジンを利用した戦略弾道ミサイルの実験に成功しました。これは、北朝鮮のミサイル能力が高まっていることを物語っています。

日本の岸田外務大臣は、北朝鮮による弾道ミサイルの実験を非難し、国連による断固とした対応を求めました。

 

日本と韓国は、他の国以上にこのミサイル実験に懸念を示しています。

 

アメリカは、北朝鮮による核・ミサイル計画を、朝鮮半島や東アジアへの軍事駐留を拡大するためのチャンスと見ており、同盟国に倣って、北朝鮮問題に関する安保理の緊急会合の開催を求めました。こうした会合は、通常、北朝鮮に対する追加制裁につながるものです。

こうした中、注目すべきなのは、北朝鮮がこれまで何度も、軍事目的の核計画の停止に関して国際社会と協力を行うことへの同意を示してきたことです。

1994年、北朝鮮は、アメリカが経済・技術支援を行えば、軍事目的の核計画を停止する用意があると表明しましたが、アメリカがそれを妨害しました。アメリカの支援の停止により、北朝鮮政府は2003年、NPT核兵器不拡散条約を脱退し、IAEA国際原子力機関の査察団を追い出すと共に、電力不足により、原子力発電所の建設を計画していると発表しました。この年の夏、アメリカ、南北朝鮮、日本、ロシア、中国が参加し、北朝鮮の核問題を解決するための第1回6カ国協議が開催されました。しかしその後、この協議もまた、アメリカの妨害によって中断しています。

こうした中、2007年には、北朝鮮は再度、食糧や燃料の支援を受け取る代わりに、ヨンビョン核施設の冷却塔を破壊し、軍事的な核活動の停止を受け入れました。そして実際に、地域の高官やメディアの前でこの塔を破壊し、6カ国協議の議長であった中国に、核活動の詳細な報告を提出しました。一方でアメリカ、韓国、日本も、北朝鮮の協力の見返りに、経済、食料、燃料支援を北朝鮮に行うことになりました。

アメリカは、年間100万トンの燃料を北朝鮮に支援する予定でしたが、実際に支援したのは5万トンのみでした。日本と韓国も、北朝鮮の重水炉を軽水に転換するために40億ドルを支払うことになっていましたが、その取り決めを守らず、再び、北朝鮮との合意は実現しませんでした。

こうした中、アメリカは、さまざまなレベルで韓国と定期的に演習を行っており、日本にも、強力な軍隊を持つ方向に進むことを許しています。このような状況の中で、北朝鮮は、アメリカは北朝鮮に奇襲攻撃を仕掛けるつもりだとし、核・ミサイル計画を真剣に追求しています。

2016年は、アメリカの脅威に対する北朝鮮のミサイルシステムの強化と配備の年だったと言えるでしょう。なぜなら北朝鮮は、安保理の制裁を無視し、数回に渡って核・ミサイル実験を行なったからです。アメリカによる朝鮮半島の緊張の拡大は、アメリカ政府が北朝鮮の核問題を、北朝鮮の脅威から日本と韓国を守るためと称し、これらの国での自分たちの軍事駐留を正当化するための口実にしようとしていることを示しています。アメリカ政府は同時に、中国を封じ込めるために軍事駐留を強化しようとしています。こうしたことから、アメリカは、朝鮮半島の核問題を解決しようとしていないばかりか、安保理の会議を次々と開催し、朝鮮半島の危機の炎を煽っているのです。