カナダ下院でイスラム恐怖症対策法案が可決

カナダ下院が、イスラム恐怖症への対策に関する、カナダ首相が支持する法案に可決しました。

フランス通信によりますと、カナダ下院は、23日木曜、トルドー首相が支持する法案を可決し、カナダ政府に対し、宗教的な差別などのさまざまな形によるイスラム恐怖症に対処するよう求めました。

カナダ下院はさらに、政府にイスラム排斥を非難し、それと闘うよう呼びかけました。

カナダ下院で可決された法案により、カナダ政府は、包括的な調査を実施することで、イスラム排斥などの宗教差別に対処する方法を確認し、それを利用することが義務付けられるようになります。

今年1月、カナダ・ケベックのモスクで起きた銃乱射事件により、6人が死亡した事件を受け、カナダ政府は宗教差別への対処を国民から強く求められていました。

この数ヶ月、カナダ各地の数箇所のモスクが過激派の襲撃を受けています。