Pars Today
スターマー英首相は、国内で続発する暴動について、関与した者を訴追するため、政府としてあらゆる措置を講じると表明しました。
ソーシャルネット「X」のユーザーらが、イギリスでのイスラム恐怖症の蔓延に懸念を示し、イスラム恐怖症を阻止できていない当局の失態を非難しました。
イギリスで巻き起こる人種主義の潮流は現在、イスラム嫌悪および外国人嫌悪を踏み台に、社会の不満を利用して分断・暴力を広げようとしています。このような情勢不安では、イスラエル政権とシオニスト団体の支援も、重要な扇動役となっています。
イランのイスラム文化コミュニケーション機構のモハンマド・メフディ・イーマーニープール代表は、ドイツ政府が同国ハンブルクにあるイスラムセンターを閉鎖させたことについて、「ドイツがシオニスト政権イスラエルによる偽りの世論操作の影響を受けていることの表れだ」としました。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルやヒューマンライツ・ウォッチ(HRW)などは、フランス政府によるイスラム教徒女性のヒジャーブ着用禁止を、スポーツ選手に影響を及ぼすとして批判しました。
イスラム嫌悪が起こる原因は単純です。アメリカのイスラエル支持に代表されるような対西アジア政策を正当化するためには、自らを被害者として演出しなければならないことです。
米国で広がるイスラム嫌悪は、自由への明白な侵害であり、若者たちの間で政府不信を増幅させています。
イスラム教の各宗派間の対話促進を図るイランの「イスラム宗派近接機関」事務局長を務めるハミード・シャフリヤーリー師は、世界の覇権勢力がイスラム世界内に対立をもたらそうとしているとし、その目的達成のために「イスラム嫌悪・シーア派嫌悪・イラン嫌悪」の3つを西側が進めていると述べました。
アメリカは西側諸国の崩壊後、それに対抗する外的因子を定義し、その国際的役割の再定義に努めてきました。アメリカの政治家が考えるイスラム恐怖症は、ハリウッド作品を通じてさらにクローズアップされています。
イスラム嫌悪と反ユダヤ主義はコインの裏表の関係にあります。欧州諸国の指導者らは、反ユダヤ主義に表面上対抗するため、イスラエルが3万人以上のパレスチナ人を虐殺するのを黙認しています。これは人種差別以外の何物でもありません。