アメリカに対する北朝鮮の軍事力の誇示
北朝鮮が、15日土曜朝、故キムイルソン国家主席の生誕105周年の軍事パレードに合わせ、再び弾道ミサイルの実験を行いました。
さらに北朝鮮は、このキム主席生誕105周年の軍事パレードで、潜水艦発射弾道ミサイルを披露しました。
北朝鮮のキムジョンウン朝鮮労働党委員長は、このパレードに出席し、朝鮮半島でのアメリカの軍事的な動きを批判し、「北朝鮮の全軍は備えを怠ることなく、軍事力を強化すべきだ」と強調しました。
こうした中、北朝鮮の関係者は、アメリカが無謀な挑発をするのであれば、北朝鮮軍の破壊的な反発に直面するだろうと警告しました。
アメリカが、原子力空母カールビンソンなどの空母打撃群を北朝鮮の周辺に派遣し、地域における軍事的な立場をこれまで以上に強化しようとしている中で、北朝鮮もまた、軍事力を誇示することで、北朝鮮に対するあらゆる侵略の結果をアメリカに理解させようとしています。
アメリカのトランプ大統領は、この国の国内の問題、特に経済問題が優先事項であるように装っていますが、この2週間のアメリカの軍事計画は、この国が世界各地で攻撃的なアプローチを取ろうとしていることを物語っています。シリアに対するミサイル攻撃、「すべての爆弾の母」と言われる強力な爆弾のアフガニスタンでの実験、朝鮮半島への艦船の派遣は、このような点から分析することができます。
北朝鮮政府は、アメリカのトランプ大統領が最近、中国が北朝鮮の核問題の解決に協力しなければ、アメリカは単独で行動すると主張した中で、アメリカの先制攻撃に対し、抑止力を強化しようとしています。多くの政治評論家は、北朝鮮とアメリカが互いに軍事力を誇示しているのは、戦争へのアプローチというよりも、むしろ、アメリカが日本と韓国の軍事力を強化する機会をうかがい、中国に地域情勢の代償を支払わせようとしているのだと考えています。
近年、アメリカの戦闘機が中国の戦闘機によって同国の領土に強制着陸させられ、引渡しを余儀なくされたことは、アメリカが東アジアや北東アジアで軍事的な勝利を収めたことがないことを示しています。そのため、再び戦争に入る可能性は低く、その結果はアメリカにとって予測不可能なものです。こうしたことから、中国がアメリカの軍事的な圧力に対して冷静さを保ち、北朝鮮問題に協力すれば、経済的な見返りを与えるとするアメリカの提案に肯定的に応じれば、アジアの危機をうまく鎮めることができるでしょう。しかし、もしアメリカが、中国にとって納得のいく経済的な見返りを与えようとしなければ、地域はこれまで以上に戦争の危機に向かいます。
中国が、北朝鮮問題における協力をロシアに要請したこと、シリア問題やウクライナ危機においてアメリカとロシアが対立していることは、地域のこのような雰囲気を促すものとなっています。この中で、外国の投資と輸出に依存している日本と韓国は、危機が拡大した場合、他のどの国よりも損害を蒙ることになるでしょう。
日本と韓国は、北朝鮮の攻撃に対して必要な防衛力や戦略を持っていないことから、戦争が起こった場合、この2カ国は最大の損害を蒙ることになります。こうした中、日本と韓国は、アメリカが北朝鮮の攻撃に対して自分たちを守ってくれることを期待した上で、朝鮮半島や東アジアの安全保障上の危機を煽っているのです。