アメリカ国防総省、「アメリカ軍によるシリアとイラクへの空爆で民間人が死亡」
(last modified Sat, 23 Jan 2016 11:26:39 GMT )
1月 23, 2016 20:26 Asia/Tokyo
  • アメリカ国防総省、「アメリカ軍によるシリアとイラクへの空爆で民間人が死亡」

アメリカ国防総省が、同国軍によるシリアとイラクへの空爆で民間人が死亡したことを認めました。

イルナー通信によりますと、米国主導の有志連合によるイラクやシリアでのIS空爆を集計しているサイト「エアウォーズ」は、アメリカの空爆によりこれまでに、824人から2422人に上るイラクとシリアの民間人が死亡したことに触れ、「アメリカ国防総省の関係者は、こうした殺害の多くを事実として認めることを決定した」と表明しました。

また、アメリカのニュースサイト、デイリービーストは、エアウォーズの表明として、「アメリカ主導の対ISIS連合軍は1年前から、イラクとシリアにあるISISの拠点を1万回に渡り空爆した」としています。

この報告によりますと、これまでアメリカ国防総省は、こうした空爆による民間人の死亡を常に隠蔽してきました。

しかし、今回はこれらの国でのアメリカ軍の空爆による民間人の死亡という事実を認める、という電撃的な措置に出ており、数週間以内にこれらの犠牲者に関する最新の統計を発表することを決定しているということです。

エアウォーズはまた、「先週アメリカ国防総省のある筋から入手した情報によれば、同省は近いうちにイラクとシリアでの民間人の死亡につながった、14件のこれらの攻撃の事例の詳細を公開するだろう」としています。