アメリカとサウジが、対イラン行動に関して協議
May 21, 2017 18:49 Asia/Tokyo
アメリカ国務長官とサウジアラビアの外務大臣が、同国の首都リヤドで、イランに対する根拠のない疑惑の繰り返しや対イラン恐怖症を起こすことを中心に、共同記者会見を行いました。
サウジアラビアのジュベイル外務大臣は20日土曜、リヤドでアメリカのティラーソン国務長官と共同記者会見し、イランに関する根拠のない主張を繰り返すとともに、「地域におけるイランの排他的な行動を阻止するため、措置を講じるべきだ」と語っています。
一方、ティラーソン長官もイランに対抗する連合の主軸にサウジアラビアが選ばれた理由を説明し、「サウジアラビアは、特にイランのテロ組織支援に対抗することを含めた、包括的なテロ対策に関して、我々と同じ見解を有する国々を主導する上で、傑出した役割を果たしている」と述べました。
アメリカのトランプ大統領は、就任後初の外遊でサウジアラビアを訪問し、テロとの戦いや、各宗教の間の対話と平和の樹立をスローガンに掲げました。
アメリカ人の間では、新しいタイプのテロと、旧式の過激派の発祥地はサウジアラビアだとされています。
アメリカとサウジアラビアはいずれも、地域でのテロ組織の形成に加担しており、これらの国により2001年のアメリカ同時多発テロの主犯格とされるアルカイダが結成されています。
この2つの国は現在も、シリアやイラクで活動するISISなどのテロ組織への支援により、この共同の役割の履行を続行しています。