アメリカと北朝鮮の核の脅威
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北朝鮮の新たなミサイル実験により、アメリカのトランプ政権は大きな試練に立たされています。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
7月 05, 2017 12:28 Asia/Tokyo
  • アメリカと北朝鮮の核の脅威

北朝鮮の新たなミサイル実験により、アメリカのトランプ政権は大きな試練に立たされています。

この実験の成功により、アメリカが初めて北朝鮮のミサイルの射程圏内に入りました。

北朝鮮のテレビの発表によれば、4日火曜、アメリカの独立記念日に合わせて発射されたミサイルは、射程が6000キロで、核弾頭をアラスカまで到達させることができます。この実験を受け、アメリカと北朝鮮の間の言葉の応酬が再燃し、アメリカ大統領と北朝鮮の指導者の間の個人的な罵り合いまでに至っています。この中でアメリカ政府は緊急会議を開きました。アメリカは、今回の北朝鮮の行動に必ず何らかの対応を取ると警告しています。

こうした中、アメリカには、北朝鮮の脅威を抑制する上で、決して多くの選択肢があるわけではありません。これまで、アメリカの歴代政権は、北朝鮮のミサイルや核の軍事計画の進展を阻止するために、さまざまな計画を実施しました。数週間前には、トランプ大統領が、北朝鮮との戦争の可能性を高めることによって、この国を後退させようとしました。しかし、アメリカがそれに成功しなかっただけでなく、北朝鮮は初めて、アメリカ領土も射程に入れる大陸間弾道ミサイルの実験に成功したのです。

現在、トランプ政権は、重要な分岐点に立っています。アメリカは、北朝鮮のアメリカに対する核攻撃力の脅威にさらされて暮らすことに慣れるか、あるいは、再び朝鮮半島での戦争を始めるかです。これまでの経験が示しているように、経済制裁や安保理決議の採択などの圧力を行使しても、北朝鮮の指導者は、核やミサイル力の開発を断念することはありません。

とはいえ、北朝鮮との戦争による非常に危険な結果に注目すると、この国への軍事的な対応も好ましい方法にはならないでしょう。直接対決すれば、アメリカは軍事的に優位に立つかもしれませんが、アメリカと、日本や韓国などの地域の同盟国が蒙る被害も、甚大なものになるでしょう。また、アメリカと北朝鮮の軍事衝突は、最終的に、中国の介入を招く恐れもあります。それは、アメリカにとって、1950年から53年の朝鮮戦争の悪夢の繰り返しになります。

ロシアミリタリーの創設者であるコルネーエフ氏は、次のように語っています。

「アメリカをはじめとする大国が、朝鮮半島での紛争に向けて真剣な準備を進めるとは思わない。なぜならそれは、第二次世界大戦以降、前例のない衝突に発展する可能性があるからだ」

 

このことから、アメリカは、北朝鮮に対して戦争などの警告を行いながら、最終的には第一の道を選び、北朝鮮のミサイル攻撃の脅威に晒された生活に慣れていくことになると言えるでしょう。