アメリカ・シカゴ大学教授が、北朝鮮に対するアメリカの脅迫を批判
(last modified Mon, 31 Jul 2017 13:46:26 GMT )
7月 31, 2017 22:46 Asia/Tokyo
  • アメリカ・シカゴ大学教授が、北朝鮮に対するアメリカの脅迫を批判

アメリカ・シカゴ大学のジョン・ミアシャイマー政治学教授が、「アメリカが、北朝鮮の政権交代を追求する限り、北朝鮮もミサイル実験を継続するのが当然の論理である」と語りました。

アメリカの公共放送サービス・PBSのインターネットサイトによりますと、ミアシャイマー教授は、PBSのインタビューで、「アメリカが、北朝鮮の政府の転覆を追求していることから、北朝鮮が核兵器やミサイル実験から手を引くことは常識的に考えられない」と語っています。

また、アメリカの対北朝鮮制裁が功を奏することはないとし、「北朝鮮が、自国の政権を防衛するのは当然のことだ」と述べました。

一方で、「中国にとって、北朝鮮は戦略的に重要であり、中国にとっては北朝鮮の体制が転覆することなくそのまま維持される必要がある」としています。

ミアシャイマー教授によれば、アメリカによる北朝鮮への制裁行使は大きな過ちであり、悪い結果を伴うものだとされています。

北朝鮮政府は、ミサイル・核計画の目的は、アメリカの敵対行為による脅威から自国を守ることにあるとしています。