中国の労働査証延長打ち切りにより、北朝鮮人労働者が帰国
10月 05, 2017 20:56 Asia/Tokyo
北朝鮮に対する中国の追加制裁と圧力強化に伴い、北朝鮮人労働者がビザの延長の打ち切りを理由に中国から帰国しています。
イルナー通信によりますと、中国による制裁が行使されて以来、およそ2万人の北朝鮮人労働者がビザの延長打ち切りを理由に中国からの出国を余儀なくされています。
アメリカのトランプ大統領の中国訪問が近づく中、中国による対北朝鮮制裁も強化されています。
中国は、全ての北朝鮮企業や、同国と中国の合弁企業に対し、来年の1月1日までの業務停止と閉鎖を通告しています。
中国の中央銀行も、特に国境地帯にある同国の銀行の支店を初めとした全ての銀行に、北朝鮮人の顧客に対するサービスを停止するよう通告しています。
中国は、制裁を行使しながらも対話を強調しています。
北朝鮮の核問題を話し合う6カ国協議は、北朝鮮とアメリカの対立の激化により、2009年以来中断されています。
アメリカのトランプ大統領は就任以来、中国に対し、核計画の停止を目的に北朝鮮への圧力行使を迫っており、アメリカと中国の通商上の対立の解消を、政治問題に関連付けています。
現在、朝鮮半島情勢はアメリカとその同盟国による、北朝鮮への一方的な挑発行為や敵対行為により、最高潮に達しています。