韓国大統領、「我々は核兵器を追求していない」

韓国のムンジェイン大統領が、「北朝鮮の核の脅威があるものの、韓国は核兵器を追求していない」と表明しました。

フランス通信が韓国の首都ソウルから伝えたところによりますと、ムンジェイン大統領は、1日水曜、韓国国会で、「北朝鮮を核保有国として受け入れることも認めることもない」と語りました。

ムンジェイン大統領は、「我々は核兵器を作ることも、保有することもない」としました。

今回の発言の一方で、ムンジェイン大統領は先月、北朝鮮の核の脅威に対する防衛のための核兵器の装備を支持すると強調していました。

ムンジェイン大統領はまた、「韓国のアプローチは、1992年に南北朝鮮が発表した、朝鮮半島の非核化に関する共同声明に基づくものになる」と語りました。

この2ヶ月、朝鮮半島は、アメリカのトランプ大統領の好戦的なアプローチにより、これまで以上に緊張が高まっています。

朝鮮半島の緊張の拡大に大きく関わっているアメリカ政府は、常に、北朝鮮の核実験の停止を求めていますが、北朝鮮はこれまで繰り返し、アメリカとその同盟国が北朝鮮に対する脅迫を続ける限り、北朝鮮も、先制攻撃力や軍事力の強化を続けると協調しています。