アジアの軍事情勢|北朝鮮、原子力潜水艦の建造に関して米韓に警告
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アメリカは南北朝鮮関係における緊張の源
北朝鮮が、「アメリカが韓国の原子力潜水艦建造を支援していることは、地域における核開発競争につながる」と主張しています。
これは、去る8月と10月に行われた米韓首脳会談の結果に関してこの両国が発表した文書に対する北朝鮮の最初の反応です。北朝鮮は、同国との対立という米韓の立場を公式化するものだとして、この文書を非難しました。
北朝鮮は、米国が韓国の原子力潜水艦計画を承認したことを「深刻な事態」だとし、これをアジア太平洋地域の安全保障状況を不安定化し、「国際舞台における核管理を不可能にする」ものだとして非難しています。また、米国がウラン濃縮能力と使用済み核燃料の安全確保に向けた韓国の行動を支持したことについて、北朝鮮はこれを「準核保有国」となるための「土台作り」だと非難しました。
原子力潜水艦をめぐる北朝鮮の姿勢に対する韓国の反応
一方、北朝鮮が韓国の原子力潜水艦保有を非難したことを受け、韓国政府は北朝鮮に対して敵対的な意図はないと表明しました。
韓国と米国の間で最近締結された、韓国の原子力潜水艦の取得に関する貿易・安全保障協定を北朝鮮が非難し、これを同国に対する対決政策の公式化だとした数時間後、韓国大統領府は19日水曜、同国として北朝鮮に対し敵対的な意図を持っていないと発表しています。
姜裕貞(カン·ユジョン)大統領室報道官は記者会見において、「我が政府は南北間の緊張緩和と信頼回復に一貫して取り組んできた。北朝鮮のKCNA朝鮮中央通信が報じた認識や解釈とは異なり、韓国は北朝鮮に対して敵対的または対立的な意図を持っていない」と語りました。そして「韓国と米国との安全保障協力は、国益の確保と国防の確保を目的としたものである」と強調しています。
日本が最新鋭兵器を公開
日本の防衛省は、戦闘中における連携を目的にAI人工知能を活用する次世代の対艦ミサイルの開発という野心的な計画も進めています。
東アジアにおける軍拡競争と海洋脅威の増大を受け、日本は軍事技術において新たな一歩を踏み出そうとしています。日本防衛省は、連携型人工知能(AI)機能を備えた対艦ミサイルの試験・開発プログラムを開始したことを明らかにしました。
この新しいシステムでは、ミサイルは飛行中に相互に通信し、戦場の変化に応じた軌道と役割の変更が可能です。この連携により、干渉や通信途絶が発生した場合でも、他のミサイルは事前にプログラムされた情報に基づいて任務継続が可能となっています。

