イラン外相;「核問題に軍事的解決策なし」/ハマス:「UNRWAに対するイスラエルの最近の決定は危険な一歩」
-
イランのセイイェド・アッバース・アラーグチー外相
アラーグチー・イラン外相が、同国の核問題に対する軍事的解決策はないことを強調しました。
【ParsToday国際】セイイェド・アッバース・アラーグチー外相は、カタール国営衛星通信アルジャジーラとのインタビューで「イランの核問題に対する軍事的解決策はない」と強調し、「我々にとってはあくまで外交が最優先事項だが、他のいかなる状況にも対応する準備はできている。前回の戦争で示したように、我々は国を守るために万全の備えがある」と語っています。
また「我々は今、いかなる犯罪も辞さない敵と対峙している。全世界が見守る中ガザで起きた出来事は、我々が対峙している相手が、犯罪に一切の限度や節度も持たない輩であることを物語っている。だからこそ我々は万全の準備を整えているが、同時に外交の機会を決して閉ざしていない。外交の余地はあるが、我々はあらゆる状況に備えている」と述べました。
ハマス:「UNRWAに対するイスラエルの最近の決定は危険かつ挑発的な行動」
シオニスト政権イスラエルの議会・クネセトは16日火曜、UNRWA国連パレスチナ難民救済事業機関の活動を停止する法律を最終的に可決しました。これに対し、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスは声明で、「イスラエル政権が最近UNRWAに対し決定した事柄は、この国連機関に標的を絞った犯罪的な攻撃という枠組みに該当し、パレスチナ国民に対するUNRWAの人道的役割の弱体化を狙った、危険かつ挑発的な行動である」と表明しました。
スペイン、パレスチナ国家承認を引き続き支持
スペインのペドロ・サンチェス首相は声明の中で、同国としてパレスチナの国家承認に対する支持継続を強調し、「この支持は平和と多国間主義の原則への遵守」であると述べました。また「スペインはイスラエル占領政権への武器輸出禁止やパレスチナ国民への支援の拡大など、イスラエル占領政権に対する措置を講じてきた」とコメントしています。
ベネズエラ政府、米国による自国石油船の拿捕・押収を非難
南米ベネズエラのイヴァン・ヒル・ピント外相は、「わが国の政府は国連安保理の今期議長国スロベニアのサミュエル・ズボガール代表に書簡を送付し、米国によるベネズエラ石油船の拿捕・押収を非難した」と発表しました。この書簡の中で、ピント外相は「米国の行為は権力の乱用かつ海賊行為である」とし、「このような行為は安保理の承認を得ていない」と指摘しています。
ロシア人権高等弁務官、「ウクライナと捕虜交換のための書簡を交換」
ロシア連邦人権高等弁務官のタチアナ・モスカルコワ氏は、ロシアとウクライナ両国が捕虜交換のための書簡を提出したことを明らかにしました。モスカルコワ弁務官は自身のテレグラムチャンネルに、「この措置は、ベラルーシの仲介と両当事者間の数ヶ月に及ぶ交渉を経て形成された人道支援プロセスの一環である」と投稿しています。
イスラエル、レバノンで停戦違反継続
情報筋によりますと、シオニスト政権イスラエル軍は複数回にわたりレバノン領に侵攻し、停戦合意違反を継続しています。イスラエルのクワッドコプター型無人機がレバノン領空を侵犯し、同国南部ホウラ及びマルカバ両市間の地域に爆弾を投下しました。一部メディアは、シオニスト政権軍の戦車がレバノン南部ラミヤ周辺を移動し、同町に向けて砲撃したと報じています。複数のメディアによりますと、アル・ラヒブ基地に駐留するシオニスト占領軍は、レバノン南部のアイタ・アル・シャアブに向けて砲撃を行ったということです。

