またもや核科学者が暗殺
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米MITマサチューセッツ工科大学の名誉教授で、プラズマ・核融合科学センター所長のヌーノ・F・ロウレイロ氏(47)が、同州ブルックリンの自宅で射殺され死亡しました。
(last modified 2025-12-18T09:24:18+00:00 )
12月 17, 2025 16:41 Asia/Tokyo
  • IAEA国際原子力機関のラファエル・グロッシ事務局長(右)と、暗殺されたヌーノ ・ロウレイロ米MIT工科大学教授(左)
    IAEA国際原子力機関のラファエル・グロッシ事務局長(右)と、暗殺されたヌーノ ・ロウレイロ米MIT工科大学教授(左)

米MITマサチューセッツ工科大学の名誉教授で、プラズマ・核融合科学センター所長のヌーノ・F・ロウレイロ氏(47)が、同州ブルックリンの自宅で射殺され死亡しました。

米当局によりますと、ロウレイロ教授は現地時間の15日月曜夜にブルックリンで銃撃され、16日火曜朝に地元の病院で死亡しています。

【ParsToday国際】米ニューズウィーク誌は、この核科学者の死に注目することの重要性について「ロウレイロ教授の死は、米ブラウン大学工学部及び物理学部で発生した別の銃撃事件からわずか数日後に発生した。しかも、今年は既に複数の銃撃事件が世間を賑わしており、その1つはミネソタ州民主党下院議員メリッサ・ハートマン氏夫妻のである」と解説しています。ニューズウィーク誌は最後に、保守活動家チャーリー・カーク氏の暗殺についても触れており、多くのメディアはカーク氏の死をシオニスト政権イスラエルの仕業だと報じています。ニューズウィーク誌はこれらの暗殺事件をつなぎ合わせることで、今回の暗殺もシオニスト政権による犯行の可能性ありと結論付けようとしているのでしょうか。

ニューズウィーク誌によれば、ロウレイロ氏は単なる一教授ではなく、MITのプラズマ・核融合科学センターの所長を務め、同大学の核工学部と物理学部の教授も務めていました。これらの分野は、科学分野の中でも最も神経を要する戦略的な分野の1つとされています。ロウレイロ氏は、世界中で磁場の生成と強化に尽力した功績により、ジョー・バイデン前米大統領から若手科学者・技術者賞を授与されていました。また去る6月には、MITの公式発表で「MITにおける核融合研究の新時代の開始者となる。核融合技術の最も複雑な課題が、エネルギー転換の緊急性に見合った、より短期間で解決される時代だ」と宣言しています。

ロウレイロ氏は大学教授というだけでなく、プラズマ科学と核融合関連技術の分野でも活躍していました。この分野は長年にわたり、世界の大国間の安全保障と諜報競争の中心となってきました。この分野で最も悪名高い政権はシオニスト政権イスラエルです。近年、イスラエルは戦略的分野で活躍する科学者、特に核科学者の暗殺や物理的抹殺を、公然かつ秘密裏の戦争におけるよく知られた手段の一つとして用いています。

今日、この政権は世界中で暗殺を拡大しており、自らの友好国にさえ暗殺に訴えています。その最たる例が、アメリカ保守派の政治家でトランプ大統領の盟友だった故チャーリー・カーク氏の殺害です。多くの米メディアは、この事件の第1の容疑者としてイスラエルを挙げています。容疑者が特定されていない中、極めて機密性の高い分野で活躍する教授が暗殺の標的にされたのは、単なる偶然で片づけられるのでしょうか?公式捜査は現在も継続中で、当局は詳細の公表を拒否しているものの、具体的な容疑者がいないことが数々の憶測を呼んでいます。

 

 


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