12月 18, 2017 21:59 Asia/Tokyo
  • ロヒンギャ族の難民
    ロヒンギャ族の難民

国連のゼイド人権高等弁務官が、「ミャンマーにおけるイスラム教徒の集団殺害は、事前に計画され、組織化されたものだ」と語りました。

ロイター通信によりますと、ゼイド弁務官は、「ミャンマーのイスラム教徒に対する攻撃は、事前計画により実行されている」とし、「ミャンマーにおけるロヒンギャ族のイスラム教徒の集団殺害は、今後裁判所に提訴されてもおかしくない」と述べています。

国連のゼイド人権高等弁務官

 

ゼイド弁務官はまた、「国連は、ミャンマーのアウンサン・スーチー外務大臣に対しイスラム教徒に対する軍事行動の停止に向けてさらに努力するよう求めた」としました。

ロヒンギャ族の難民

 

これ以前にも、ゼイド弁務官はミャンマー西部ラカイン州での政府軍による軍事行動を、民族浄化であるとしています。

ロヒンギャ族の難民

 

ラカイン州では、今年の8月25日からミャンマーの政府軍がロヒンギャ族のイスラム教徒に対する新たな攻撃を開始しており、これにより6000人以上が死亡、8000人が負傷したほか、80万人以上が隣国のバングラデシュへの避難を余儀なくされています。

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