アメリカ国防総省、「ロシアと中国が、アメリカの人工衛星にとって脅威」
(last modified Wed, 31 Jan 2018 09:17:05 GMT )
1月 31, 2018 18:17 Asia/Tokyo
  • アメリカの人工衛星
    アメリカの人工衛星

アメリカ国防総省が、中国とロシアは近いうちにアメリカの人工衛星を破壊する能力を獲得するとして警告しました。

アメリカのニュースサイト、ワシントン・フリービーコンによりますと、アメリカ国防総省情報局は、「中国とロシアは、対人工衛星ミサイルや兵器を開発中であり、2020年までに地球低軌道に投入されたアメリカの人工衛星を破壊できる能力を獲得するだろう」と表明しています。

アメリカ国防総省の元ミサイル専門家は、これについて、「アメリカの航空宇宙システムは、軍で使用される部門の中で最も脆く被害を受けやすい」と語りました。

アメリカ国防総省

 

この報告ではまた、「中国は、可動式の2つの対ミサイル防衛システムを開発しており、現在2つの最新鋭の対衛星システムが拡張されている」とされています、

ロシアも、対衛星防衛システムを強化しており、2016年12月には対衛星兵器の実験を行っています。

ロシアのミサイル防衛システS300、S400、S500に、低軌道における標的の攻撃が可能です。

ロシアのミサイル

 

アメリカ国防総省の科学部も、昨年3月の報告において、アメリカの人工衛星が戦略的に打撃を受けることについて警告しています。