シオニストメディア:「罰からは逃れられない」/ガザ;イスラエルの犯罪の生きた証拠
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シオニストメディア:「罰からは逃れられない」/ガザ;イスラエルの犯罪の生きた証拠
シオニスト政権イスラエルの公用語・ヘブライ語のメディアが同政権の指導者らに対し、ガザにおける犯罪の報いは彼らにも降りかかるだろう、と警告しました。
【ParsToday西アジア】タスニーム通信によりますと、ヘブライ語メディアは今月5日、政権当局者側に警告する記事を掲載し、「イスラエルはガザ地区を破壊したことの代償の支払いから逃れられない」と報じました。
この記事は、ロシア系イスラエル人ジャーナリストのクセニア・スヴェトロワ(Ksenia Svetlova)が執筆し、イスラエルのニュースサイト・ズィマンに掲載されたもので、「終戦の翌日に我々がガザで行ったことをどれだけ隠そうとしても、これらの行為は我々に影のように食らいつき、世界はもはやそれに対し沈黙しないだろう」としてイスラエル当局に警告しています。
この記事でスヴェトロワ氏はまた、「批判の本番は戦争が終わってから始まるだろう。過激派の閣僚らが再び陰謀を企て、捕虜の帰還とガザでの戦争終結を阻もうとしている。また、イスラエル軍内部の匿名の声が再び『今戦争を止めるべきではない』などと叫んでいる。我々はこの光景を何度も目にしてきたが、今、同じ文言が再び繰り返されている」とコメントしています。
さらに「同時に、不安で衝撃的なニュースや情報がガザ地区自体で今起きていることを物語っている。食糧不足はもちろん、食糧配給センターに殺到するガザ地区住民への銃撃は続いており、イスラエル軍自身もガザ地区の民間人を銃撃した事実を渋々ながらも認めており、そしてもちろん彼らはそのことから教訓を得ている!」と述べました。
そして「イスラエルへの批判はあらゆる方面から聞こえてくるが、戦争が終結し、外国人記者がガザ地区に立ち入ることで真実が初めて明らかになるだろう。そこで彼らは、完全に破壊された地域、生活の糧をほとんど失った新たな難民キャンプ、数十万人の負傷者や障害者、廃墟の中をさまよう数千人の孤児、危険な感染症、そして破壊された社会を目にすることになるだろう」と強調しています。
加えて「ガザはイスラエルの行動の生きた証拠となり、またこの行動の全ての理由を正当化することは不可能ではないにしても困難となり、誰にも説明がつかないだろう。政策立案者たちはそれを熟知している。おそらく、だからこそ彼らは戦争終結を延期していると思われる。それは、彼らは血痕にまみれた傷跡が世界に明らかになればどういうことになるかを知っているからだ」と語りました。
スヴェトロワ氏は最後に「甚大な破壊と人々に及ぼされた広範囲にわたる被害により、イスラエルはガザから完全撤退することはできず、当面は引き続きこの地区に掛かり切りになることが予想され、同地区は長期間イスラエルに関わることになるだろう」と結論づけています。