アジア市場で原油価格が上昇
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原油価格の上昇
アジア市場で14日水曜、原油価格が上昇しました。
この上昇は、アメリカの生産増加と、OPEC石油輸出国機構の市場のバランスを取り戻す努力が実を結ばなかったことに対する投資家の懸念による先日の原油価格下落をカバーするものとなっています。
14日朝のアジア市場における電子取引では、4月渡しのWTIの1バレル当たりの価格が14セント上昇し、60ドル85セントで取引されました。
また、5月渡しの北海ブレントの価格は10セント上昇し、64ドル74セントとなりました。
アメリカのエネルギー情報局は、アメリカのシェールオイルの4月分の生産量がおよそ13万1千バレル増加し、アメリカの石油生産量は、日量695万バレルの異例の水準に達する見込みだとしました。
アメリカの石油増産は、供給過多への懸念を高めており、市場の需要と供給のバランスを取り戻し、減産によって石油価格を維持する上での、OPECとその協力国の努力を無駄なものにする可能性があります。
フランス通信がシンガポールから伝えたところによりますと、為替サービス企業OANDAのシニアトレーダー、ステファン・イネス氏は、市場はアメリカエネルギー情報局の報告に注目しているとしました。
イネス氏はまた、「アメリカの増産は、各価格に大きな危険をもたらす。サウジアラビアとイランの目標価格に関する見解の相違も、OPEC内部で対立が高まっていることを示している」としました。
さらに、アメリカのティラーソン国務長官解任に触れ、「市場はティラーソン国務長官の解任により信じられないほど神経質になっており、この雰囲気は一日中続くことになるだろう」と述べました。
13日火曜のニューヨーク市場のWTIの終値は65セントの下落で、60ドル71セントでした。
ロンドン市場でも、北海ブレントの価格は31セント下落し、64ドル64セントで取引されました。