ベルギー・ブリュッセルでの爆発事件に、ヨーロッパの各国が反応
3月 22, 2016 21:42 Asia/Tokyo
ベルギー・ブリュッセルで発生した複数の爆発事件を受け、ヨーロッパの航空会社や観光会社の株価が大きく下落しています。
レバノンのアルマヤーディン・テレビは、フランスとベルギーの国境が閉鎖され、この2つの国で厳戒態勢がしかれていると報じました。
フランスのカズヌーブ内務大臣は、交通運輸施設をはじめとするフランス全域に1600名の警察隊を配備したことを明らかにしています。
また、同国のオランド大統領は、ベルギーでの爆破事件を受け、パリでの緊急会議の実施を求めました。
ベルギーでも、非常事態宣言が発令され、警察が出動態勢を整えています。
さらに、イタリアはテロ警戒レベルを引き上げました。
また、欧州議会のシュルツ議長は、ブリュッセルでの爆破事件を非難し、これを卑劣なテロ攻撃だとしました。
EUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表は、ブリュッセルでの爆破事件の発生を理由に、22日火曜をヨーロッパにとって非常に悲しむべき日であるとしました。
また、欧州理事会のトゥスク常任議長も、ツイッター上のメッセージにおいて、22日午前の同理事会の全ての会議の中止を明らかにしています。
イギリスのキャメロン首相は、ブリュッセルでの爆破事件の影響の調査を目的とした安全保障会議を開催しました。
ドイツ外務省も、危機管理委員会を結成しています。
また、ロシアのプーチン大統領は、ブリュッセルでのテロ事件強く非難するとともに、この事件で市民が犠牲となった国の政府関係者にお悔やみの意を表明しました。
ブリュッセルの空港と地下鉄駅で22日発生した爆発により、数十名が死傷しました。