アメリカ国務長官、サウジアラビア外相及びEU上級代表とイランに関して協議
7月 13, 2018 19:14 Asia/Tokyo
アメリカのポンペオ国務長官が、12日木曜、NATO北大西洋条約機構の首脳会議の傍らで、サウジアラビアのジュベイル外相、及び、EUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表と会談し、イランをはじめとするさまざまな問題について話し合いました。
ファールス通信によりますと、アメリカ国務省は声明の中で、「ポンペオ長官とジュベイル外相は、この会談で、両国の関係の強化と地域におけるイランの脅威について話し合った」としました。
イランは、アメリカとサウジアラビアを中心とした地域における陰謀や行動に対抗する上で、大きな役割を果たしています。
イランは、イラクとシリアで、アメリカとその同盟国の支援を受けたテロ組織と戦うため、この2カ国の正式な要請を受け、軍事顧問的な支援を行っていますが、それはアメリカやサウジアラビアにとって好ましいことではありません。
アメリカ国務省は、ポンペオ長官とモゲリーニ上級代表の会談についても触れ、「この会談では、アメリカとヨーロッパの共通の問題が議論され、イランの中東における影響力は破壊的だという見解で一致した」と主張しました。
EU上級代表側は、声明の中で、モゲリーニ上級代表はこの会談で、国際社会が核合意を遵守する必要性についてポンペオ長官に訴えたとしています。
アメリカ政府は、5月8日に核合意から離脱しました。
この行動は国内外の大きな非難を招いています。