オーストラリアの入国管理局によるイラン人の子供への非人道的対応
8月 24, 2018 16:29 Asia/Tokyo
ナウルにあるオーストラリアの難民収容所でイラン人の子供が20日間のハンガーストライキを行い、これにより危険な状態に陥ったことを受けて、オーストラリアの入国管理局職員は、この子供を治療のためにオーストラリアに搬送することに合意しました。
イルナー通信によりますと、12歳のイラン人の子供は、21日火曜夕方、家族とともに健康上危険な状態に陥り、これを受けて医師が彼の健康状態に関して警告し、ナウルの難民収容所からオーストラリアに救急で搬送されることになりました。
オーストラリアの人権活動家は、オーストラリア側の不必要な対処の遅延と非人道的な行動により、この子供の病状が悪化したとしました。
オーストラリアの入国管理局職員は、このイラン人の子供のハンガーストライキの期間、医療の許可があったにもかかわらず、この子供の治療目的でのオーストラリア入国に反対していました。
2013年から始まったオーストラリアのターンブル首相による、厳格な移民政策により、多くの不法移民はオーストラリアの領海で拘束され、離島にあるマヌス島、あるいはナウルの難民収容所に裁判が行われないまま移送されています。