WTO、世界貿易の見通しを下方修正
9月 28, 2018 16:50 Asia/Tokyo
WTO・世界貿易機関が、2018年から2019年にかけての世界貿易の見通しを下方修正しました。
ロイター通信によりますと、WTOの最新の報告では、2018年の世界貿易の成長率は3.9%、2019年の成長率は3.7%になるとしました。
一方で、今年4月の同機関の見通しでは、2018と2019年の世界貿易の成長率は、それぞれ4.4%、4%とされていました。
世界貿易機関のアベゼド事務局長は、27日木曜、声明を発表し、いつの時代よりも、各国政府が貿易摩擦を克服し、これまで以上に自制することが必要になっているとしました。
また、この報告によりますと、この数週間、中国の経済に対するアメリカの制限措置や、それに対する中国の報復措置により、アメリカと中国はかつてない貿易戦争に突入しています。
アメリカと中国の貿易戦争は、アメリカのトランプ政権が500億ドル規模の中国製品に25%の関税を追加し、中国もアメリカ製品に関する報復措置に出た今年6月から始まっています。
この貿易戦争の第2段階も、今月17日から開始しており、この中でトランプ大統領はおよそ2000億ドルの中国製品に10%の関税を追加しました。
この関税追加は、24日月曜から実施されています。
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