BRICSが、アメリカの一方的な行動を批判
(last modified Sat, 01 Dec 2018 12:29:48 GMT )
12月 01, 2018 21:29 Asia/Tokyo
  • 右からインド・モディ首相、中国・習近平国家主席、南アフリカ・ラマポーザ大統領、ロシア・プーチン大統領、ブラジル・テメル大統領
    右からインド・モディ首相、中国・習近平国家主席、南アフリカ・ラマポーザ大統領、ロシア・プーチン大統領、ブラジル・テメル大統領

新興有力国BRICsが、G20サミットの傍ら、アメリカの一方的な行動を批判しました。

ビジネススタンダード紙によりますと、BRICsを構成するインドのモディ首相、ロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席、南アフリカのラマポーザ大統領、ブラジルのテメル大統領は、G20サミットの傍ら、相互に会談し、共同記者会見で声明を発表しました。

この声明では、アメリカの一方的な行動が批判されるとともに、差別のない自由かつ包括的、透明な貿易の保障に向けた多極的、法的な通商体制の確立が求められています。

また、「WTO世界貿易機関が定める法規の精神は、一方的な行動や国内生産品の独占の支持とはかみ合わない」とされ、この組織の全ての加盟国に対し、国際貿易における自らの取り決めの遵守の維持とともに、差別的、排他的な体質の通商体制への対抗が求められています。

BRICsの声明はさらに、気候変動対策に関するパリ協定の完全な実施を強調しています。なお、アメリカは2017年にこの協定から離脱しました。

第13回G20サミットは30日金曜、アルゼンチン・ブエノスアイレスで開幕しました。

BRICsは、G20において非常に発言力のある強い存在となっています。

 

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