米国の北朝鮮担当特使、「米朝首脳会談が成果に至るのは困難」
2月 09, 2019 20:37 Asia/Tokyo
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米国務省のビーガン北朝鮮担当特使と韓国のカン・ギョンファ外相
アメリカ国務省のビーガン北朝鮮担当特使が、米朝首脳会談の成果は期待できないことを示唆しました。
IRIB通信が9日土曜、報じたところによりますと、ビーガン特使は、韓国・ソウルで同国のカン・ギョンファ外相と会談し、「今月27日と28日にベトナムで予定されている、トランプ米大統領とキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の会談を前に、多くの準備作業がなされなくてはならない」と語ったものの、これら作業の詳細については言及しませんでした。
一方、カン・ギョンファ外相は、「次回ベトナムでの米朝首脳会談で、韓国は完全にアメリカを支持する」と述べました。
ビーガン特使は今月6日、北朝鮮・ピョンヤンを訪問し、同国の政府関係者らと第2回米朝首脳会談の開催方法やその中心議題について協議しました。
トランプ大統領とキム委員長は昨年6月12日、シンガポールで会談し、合意文書に署名しました。
この文書では、北朝鮮は自国の核兵器の完全な廃棄、そしてアメリカは北朝鮮の安全保障を約束しています。
しかし、この合意からまもなく、北朝鮮は「アメリカはこれまで、自らの約束の履行に向けた具体的な行動をとっていない」と不満を表明しました。
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